過去ログ - 女「ちょwww私の脊髄とるのwwwwwやめwwww痛いwwww」
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『コペイン』
◆k6VgDYkyGI
2012/08/19(日) 02:13:23.55 ID:+rsVUWK9o
-U-
風呂を出ると、明りを消された食卓の上にぼくが惣菜店で買ってきた夕食が載っている。
大きな芝海老がたっぷり入ったエビチリが自分で炊いた白いご飯と一緒に置かれている。
ぼくは椅子を引いて座ると、腰と尻を僅かに動かして身体の位置を調整し、
箸を取って両手を合わせ軽くお辞儀をする。
まずエビチリの皿を箸を持ったまま両手で勢いよく持ち上げ血のように赤い汁をすする。
ほんの刹那間があり、舌先から奧へと刺激が走り、じわりと旨味と塩味が味蕾へと染み込んでゆく。
びしゃびしゃと液体を口腔へ流している途中で片手で皿を支え、
箸で芝海老と長葱を掻き込むやいなや、ぼくの食欲は白米へと移る。
エビチリの皿を叩き割るように置くと、茶碗を机からむしり取り中に詰まっている火傷する程に熱い
白灰を今度はぼくの体内へぎゅうぎゅうに詰め入れる。ぼくはその作業を延々と同じように繰り返し、
いつしか機械的にくちゃりくちゃりと噛んでいた何かが口の中から消えたため
ダイニングテーブルを見ると、今晩の食事が終わったことに気付く。
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