過去ログ - 涼「プロデューサー……やっぱり僕は変態なのかな」
1- 20
23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/08/20(月) 05:01:06.68 ID:xFVVGSSk0
プロデューサーは、地下に所狭しと並べられている高級車の間に視線を走らせ
やっと空いた駐車スペースを見つけると、そこに車を停めてエンジンを切った。

「着いたよ。涼。さぁ、降りて」

君を促すその声は、これまでと同じようにアイドルに対する優しさと配慮に満ちている。
それ故に、君は先の展開をまったく予測できず、わずかに上ずった調子で彼に訊ねた。


「あの、これから…どうなるんですか?」

「心配するなって。何も取って喰おうって訳じゃない。ある人に会わせるだけさ」

「……ある人?」

「そうだ。その人は、このホテルの最上階にいる」

そして彼は君の顔を見ると、少し笑った。

二人きりではない事を知らされた時、君の表情が少し残念そうになったからか
もしくは、この後の展開を知っているための笑いなのかは、君にはよく分からなかった。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
84Res/45.37 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice