過去ログ - 【咲-saki-】京太郎「俺がギャルゲー主じｒｙ」？？「見　つ　け　た」透華「！？」 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲-saki-】京太郎「俺がギャルゲー主じｒｙ」？？「見　つ　け　た」透華「！？」

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619: ◆LA9PoGiCNE[saga]
2012/08/29(水) 16:29:36.92 ID:1jAKWwN0o
あ、そういや>>605　のアカギ大活躍って、既に登場済みなんかね……。

>>617　ギャルイッチにすると、某型月で出てくるマジカル爺さんに聞こえる不思議。

さて、大暴走しとるが許しておくれや。

　洗面台に頭を突っ込むようにして水を浴びる。

京太郎「――――――――ハァッ……ハァ……」

　顔を上げてすぐ、鏡から目を逸らす。
　パタパタと水滴を落とす髪の下にある自分の瞳が、惨めったらしく伏せられていた。

京太郎「クソッ……！」

　タイル張りの壁に手を叩きつけ、口汚く吐き捨てる。
　反吐が出そうなとはこのことか。

京太郎「ハハッ、手も足も出ないってこーいうことか？」

　一度の奇策に手が縮こまり、好き放題に点数を奪われている。

京太郎「後半戦半荘一回……これ以上やられてたまるかよ……」

　洗面台に手をついて項垂れながら決意を口にする。
　先ほどは恭子に場の流れを持っていかれたが、もう後れは取らない。

京太郎「取ってたまるかっ……！」

　目にもの見せてやる――――腹の底でドロドロと燃えたぎる、輝火のような情念から呻り、京太郎が顔を上げる。
　貪欲な目をしている。どこまでも勝利に餓えた、ギラギラと剣呑な光を宿していた。
　もしこの場に咲や透華がいれば、声を荒げてでも思い留まらせ、衣であれば、下卑なりと吐き捨てたであろう決心。
　だが、いない。
　今ここに彼女達はいない。
　しかし、幸運なことに自身の好ましくない変化に気付きもしないほど追いつめられた彼を呼び止める人物はいた。

？？「クク……」

京太郎「？」

　用を済ませ、隣の洗面台で手を洗いながら笑っていたのは――派手な柄のシャツに、縦ラインの入った白いスーツを着た白髪の壮年。
　唐突に笑いだした男を奇妙に思い、顔を向けた京太郎を横目に確認して、白髪の壮年が口を開いた。

？？「――――あっさり行け……！」

京太郎「…………え？」

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