過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」一「その２だよ」【龍門渕】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲：安価】京太郎「……家が無い」一「その２だよ」【龍門渕】

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859: ◆0CXAHEj7Mc[saga]
2012/08/26(日) 01:54:18.53 ID:7Aa0OvEU0
京太郎「……それじゃ、当初の目的の場所に行きますか」

怜「おお、レッツらゴーや!」

怜「ふふ、京太郎君の背中おっきいなぁ」

怜「――あ、そっちちゃうでこっちや」

顔をつかまれ、無理やり目線を変えられた。

首が90度反転して地味に痛い。

京太郎「痛い痛い痛い!! 無理に顔動かさないで!!」

怜「それは無理な相談やなぁ、京太郎君が道を間違えるんがいけないんや」

京太郎「……え、あのまままっすぐじゃなかったでしたっけ?」

怜「いーや、違うで京太郎君」

京太郎「おっかしいな、ちゃんと覚えてきたはずなんですけど……」

怜さんとのデートのために30回くらいは見直したはずだ。

……悔しい。

怜「私に任せとき、怜だけに」

京太郎「……」

怜「……」

京太郎「さすがに無理がありますね」

怜「せやな――あ、次左」

京太郎「へいへい」

怜「……ふふ、京太郎君の背中あったかいなぁ」

怜「実はこうしておぶられるために演技してたっていったらどないする?」

京太郎「ありえませんね」

怜「その答えは一番つまらんで」

怜「でも、この背中気持ちいいから許したるわ」

京太郎「それはどうも、ありがとうございます」

怜(……)

怜(……京太郎君は私だけ見てればええんや)

怜(知り合いになんか絶対に見せへんし、知り合いなんか絶対に見せへん)

怜(京太郎君は私だけ見てればええんや)

怜(……私だけ)

怜「ふふ……」

京太郎「どうしました？」

怜「いや、幸せやなーって思っただけ」

もしも怜が現実でも一瞬先を見えるなら。
果たして最愛の彼に新しい出会いを起こさせるだろうか。

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