過去ログ - 【咲：安価で】京太郎「ワイルド・ウェスト？」やえ「２だな！」【西部劇！】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲：安価で】京太郎「ワイルド・ウェスト？」やえ「２だな！」【西部劇！】

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887: ◆g1RagFcnhw[saga]
2012/09/16(日) 23:18:35.58 ID:mOa84Boz0

……

…………

健夜「やぁぁめぇぇてぇぇぇ！！」ｶﾞﾊﾞｯ

健夜「ゆ、夢か……悪夢だ、今までで一番の……」

小鍛治健夜は悩んでいた。この町に滞在してから数日間。彼女は二つの思いの中で揺れ動いていたのである。

一つは「(男性と親しくなれる)見込みの無いこの町から出よう」という思い。これ自体はどの町を回っても思う事である。

もう一つは「この町に定住して結婚相手を探すべきだ」という思い。『カロウト』は今まで寄った町の中でも特に治安が良い。正直この血まみれの肉体を清めるにはちょうどいい場所なのではないか、と思っていた。

とはいえそんな事を考えても結局相手がいなければ同じ事。だからこそ健夜は悩んでいたのである。

健夜「……うーん、どうするべきなんだろうなー……こういう時、知り合いの男の人でもいればなー」

別にこれは結婚のアテを探している訳ではない。ただ単に相談相手を探しているだけなのである。

……まぁ、そこから始まるほのかなラブストーリーに期待していなくもなかった。恋愛相談から恋仲に発展というのは、結構憧れるシチュエーションなのである。(私もｱｺﾁｬｰとそういうことしたいです)

が、しかし、ここでアテがあるのが健夜である。彼女は頼れる男性が一人いる事を思いだしたのだ。

健夜「ハッ、そうだ須賀……いいえ、京太郎君がいたわ！」ｶﾞﾊﾞｯ

わざわざ名前に言い換えてながら健夜は飛び起きた。

そうだ！自分には頼れる男性の知り合いがいたのである！彼に【いい男の知り合い】から【男に好かれる女性のタイプ】まで聞いてしまえばいいのだ！

健夜「よし、頑張ろう、私！」ｸﾞｯ

握り拳を作りながら、彼女は外へと出かけた――。

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