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31:オレグ[sage]
2012/08/28(火) 00:24:20.72 ID:mCTBEq4AO
「おお!、お嬢さんが目覚めたか!!」

オーリと呼ばれた青年は笑顔でそう言うと落ちていた工具箱に足を引っかけ勢いよくずっこけた。

「ハハハハハハハー!!」

畑に笑い声が響いた…

「大丈夫?」

レインは泥だらけになった青年に手を差し延べた。

「ははは…ありがとう」

オーリは何事もなかったかのように泥を払い落としながら、立ち上がった。

「相変わらずツイてないですね…」

哀れむ様な顔でリクが言った。

「相変わらず…か〜よくよく考えたら4ヶ月以上またずれ荘にいるなぁ〜」

まるで、他人事の様に太陽を見ながら呟いた

「実際は、20ヶ月以上かも知れませんけどね…」

子供を見つめるが如く畑の方に目をやりながら物悲しいそうに言った

一瞬、真顔になりそれをごまかすかの如く笑顔を作りながらレインに喋りかけた

「よくよく考えたらまだ名を名乗っていなかったなあ…オレは花神旺理と申します」
「オーリって呼んでもいい?」

レインに尋ねられたオーリは嬉しいそうな顔でこう言った

「勿論、それよりも君の名前をまだ知らないから教えて貰ってもいいかな?」

それを聞いたレインはニコッと笑いこう言った

「草薙レイン、レインって呼んでね」

それを聞いたオーリとリクは青ざめた顔でレインを見つめ、オーリはたどたどし口調でレインに質問した

「お母さんは誰?」

レインは不思議そうな顔で

「え…草薙素子って名前だけど知り合い?」
と尋ねた。レインの目を見て嘘だと感じられなかった二人は、これからこの異様な事態が進展するかも知れないと思い笑みを浮かべたが…

レインは何故二人が笑みを浮かべたのか理解できなかった

※第3話に続く


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