過去ログ - 【安価で】京太郎「俺宛に手紙…？」怜「その３や」【大阪：千里山】 -SS速報VIP

過去ログ - 【安価で】京太郎「俺宛に手紙…？」怜「その３や」【大阪：千里山】

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722: ◆Z62jOS0wc.[saga]
2012/08/26(日) 01:46:45.55 ID:rPEK0OSSO

ピッ

久『あ。もしもし須賀君？遅いわよ！私が電話したら3分以内に返しなさい』

京太郎「なかなか無茶を言いますね…」

久『…？』

久『須賀君なんかあったの？』

本当にこの人は。鋭い人だ。
一トーン下がった真剣な声で。部長は俺に聞いた。

京太郎「ええ…まぁ」

京太郎「でも…聞かないでください。…俺もよくわかってないので」

久『…須賀君』

京太郎「はい」

久『私って悪い待ちが得意なのよ』

京太郎「だからなんです？」

久『普段の私なら「そう。じゃあ聞かないわ」って言うけど…今の私の勘は「聞け」って言ってるのよね』

京太郎「だ…だからって…」

久『ねぇ須賀君。電話をくれるのが遅いから清澄の今日の部活は終わっちゃったわ。まぁ私はちょっと仕事があったからまだ部室だけど』

京太郎「それが…何か？」

久『今なら誰にも聞こえはしないわ。…私を信じて話してみなさい』

そう言われて、俺はリミッターが外れたかのように話続けた。

勝ったこと。
合宿に行けること。
相手を下したこと。
それが何よりも苦しいこと。

部長は俺の話を人通り聞くと、一言呟いた。

京太郎「俺は…！何が正しいのかわからないです…！」

久『………ねぇ須賀君？』

久『前を向きなさい』

京太郎「………え？」

久『須賀君は優しいから。後ろも右も左も。全部気にしながら前に進む…そんな生き方をしてるわ』

久『相手の子は悔しかったんでしょうね。…だから須賀君はどうするの？勝つことから逃げて後ろに下がるの？』

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