3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage]
2012/08/23(木) 06:15:48.83 ID:XN+yu6zQo
憂「あ、あのねお姉ちゃん、あれはね、私にとってお姉ちゃんはいつも隣にいるような存在で……お姉ちゃんが出て行ってからも、家の中にもいつもお姉ちゃんがいるように見えて」
唯「う、憂ぃ、そんなにお姉ちゃんのことを……」
律「フツーに幻覚じゃん」
憂「ごめんなさいちょっと言い過ぎましたね」
唯「ういー!?」
憂「あ、あはは……ごめんねお姉ちゃん」
唯「もー!!」
……あー、なるほど。
なんかこの姉妹、雰囲気が少し変わったけど……
律「……相変わらず、仲いいな」
唯「えー!? 憂が私をいじめてるのに!?」
律「いじめというか、イジり程度だけど。なんというか、信頼し合ってないと出来ないやり取りだよ、こういうのは」
ウチの弟も最近は生意気な口を利くようになってきたけど。憂ちゃんの可愛らしいイジりとは比べるのも気が引けるけど。
それでも何と言うか、もし言い過ぎてもすぐに謝る準備はある、そんな雰囲気が含まれているから見ている側は安堵できるような、そんなやり取り。
鈍感な唯がそこまで感じ取っているかはわからないけど。
律「和の時にしろ今にしろ、姉妹だけでイチャイチャされちゃ外野は居心地悪いしさ」
唯「……そっか」
律「……いや、そうじゃないな。私にしろ和にしろ、そういう姉妹だってことはわかってるから別にそうでもないな」
唯「えー、どっちなのさ」ブー
私達はちゃんと理解してる。
でも憂ちゃんはそういうコミュニケーションも取れるようになり、それを意識し始めた。
と、いうことは。
律「……軽音部、後輩が出来たんだって? 憂ちゃん」
憂「あ、はい。都合が合えば是非紹介したいくらい、いい子ばかりですよ!」
律「そっか。楽しみにしてる」
……憂ちゃんも、成長してるんだ、まだまだ。
初対面の頃から充分すぎるほど「出来た子」のイメージだったけど、まだまだ上にいけるんだ、この子は。
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