過去ログ - 律「そのままでいいけど」
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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage]
2012/08/23(木) 06:17:35.03 ID:XN+yu6zQo


――そんなこんなで唯の家にお邪魔することになり。

憂「はい律さん、お茶どうぞ」

律「ありがと。ごめんな?」

憂「いえいえ。本当はもっとおもてなししたいくらいですけど」

律「あまり時間もないし」

憂「ですよね」

唯「……ぷはぁ〜。やっぱり我が家は落ち着くねぇ。ういー、お菓子あるー?」

憂「うん、ちょっと待っててねー」

トテトテと走り去った憂ちゃんが、市販のお菓子袋を持って戻ってくる。
私にもチラッと視線を向けてきてくれるけど、そこは首を振って伝える。

憂「甘いのもいる? 作ろうか?」

唯「えっ!? 作ってくれるの!?」

憂「うん、食べたいなら作るよ? あ、でも律さんとお喋りする時間が短くなっちゃうか……」

唯の頼みだから聞いてあげたい、という気持ちと、私を呼んだのに放置するような格好になってしまうことへの申し訳なさ。
……憂ちゃんを板ばさみにさせてしまうのは、私としても不本意だ。

律「……一緒に作ろうか?」

憂「えっ?」

律「デザートとかは特別得意とは言えないけど、せっかくだからみんなで、さ。どう?」

唯「いいね! 私も手伝うよ、憂!」

律「みんなで作れば早く終わるし。いろいろ教えてくれれば」

憂「で、でも律さんは……」

家族での夕飯に備えて何も食べない私に、料理の手伝いをさせることに引け目を感じているのだろう。
正直私もお腹空いてきたんだけど、それを言うよりもここは年上として気配りを一つ。
唯もやる気になっていることだし、せっかくだから私も憂ちゃんから学びたいし。

律「……余りそうなら、持って帰っていいかな?」

憂「……そういうことなら、お願いできますか? たくさん作っちゃいますよ?」

唯「やったぁ!」

律「どこまで手伝えるかわからないけど、頑張るよ」




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