過去ログ - ジャイアン「俺を雇わない企業なんてどうかしてるっつーの」
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37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)
2012/08/24(金) 00:56:07.34 ID:Zx+xTz0oo
掃除機の音で目を覚ました俺は、あかない瞼をこすりながらゆっくりと起き上がる。
枕もとの時計をフッと見やると、時計は既に8時半を指している。

朝日が秋とは思えない鋭い強さで、俺の布団に差し込んでいた。
ジンワリとパジャマが湿っていて、室内は暖かいというよりは暑いくらいである。

ずおーっという、掃除機の音を聞きながら俺は部屋を出る。正面には妹のシャイ子の部屋。
この暑さのなか、襖は締め切られており、中にはシャイ子が熱心にマンガを書いている気配がする。
こんなに朝早くから、精の出ることだ。

ギシギシと古びた階段を降りると、母ちゃんが掃除機をかけているのが見える。
母ちゃんは廊下にぼおっとつったている俺を発見すると、
朝もはよからがなり声で喚く。

「いつまで寝てんだい! さっさと家の手伝いするか、大学にでも行きな!」

大学は休みなのだが、弁解するのもめんどくさかったので、適当に生返事して俺は店先に向かった。


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