15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/08/24(金) 20:14:58.19 ID:NZSihzP+o
次に、体を拘束されている状況をいかにして覆すか、ということだけど……。これがなかなかに難しそうだ。
涼は手術台のようなものと言っていたが、その言葉で想像する平面的なものとはちょっと違うようだ。
というのは、男が衣服を切り裂いていくために操作して台が動いたためにわかったのだが、この台は脚部と腕部が独立して動くようなのだ。
つまり、体にかなりフィットして、私の意思とは無関係に動かせるようになっているわけ。
そう、いま、男がじょきじょきと切り捨て、じわじわと膚を露わにしていっている下半身は、私の意思に反して、大きく広げられている。
それを意識すると、羞恥に体が熱くなる。無理矢理脚を開かされ、パンツとストッキングを鋏で解体されるなんて……。
いや、今更だろう。どう取り繕おうと、これからの展開は予想出来ているのだ。
私は、この男にレイプされる。
「ひっ」
鋏が膚に触れ、私はそんな悲鳴を漏らす。
これまでも何度も何度も漏らしている恐怖と嫌悪の声。
『くふ……くふっ』
男の笑いなのだろうか。奇妙に甲高い音とノイズが混じる。ノイズは荒い息だろうか。いずれにせよ、とても気持ち悪い。
だが、泣くことだけは我慢していた。
どれだけ悲鳴を漏らそうと、どれだけ震えようといい。けれど、涙だけは見せたくなかった。それは単なる意地でしかないけれど、でも、この屈辱の中で
唯一押し通したい意地だった。
それでも、さすがに下着をはぎ取られ、下半身を全て露出させられた時には、涙がにじんだ。悔しさと怖さからではない。
あの人を思って。
そこから先は、正直、意識や感覚自体が曖昧になる。
ああ、これが精神を自ら保護する作用だろうか、などとぼうっとした頭で考える。
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