過去ログ - 杏子「お、ほむ焼きの屋台だ」 仔ほむほむ「ホミュェエエェェッッ!!!…」
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743:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/09/21(金) 12:26:23.07 ID:YaSSylos0

ほむほむは餌入れに歩いて行き中を覗いた……しかし中は空っぽだ……悲しそうな顔を浮かべている……


「ホムー…ホムッ!!」トテテテ… ペチペチペチ…


今度は壁に歩いて行き壁を叩きだした……


「これは俺がたまに餌をやるのを忘れてた時にやってたな……最近は忘れなくなってたから久々に聞いたな……」

「ホムー!!ホムー!!ホムムー!!」ペチペチペチ…


恐らくこいつは俺が餌を忘れてると思ったんだろう……必死に壁を叩き続ける…………忘れてないぞ……やれないだけなんだ……

・・・・・・・・

「…ホム…ホムウウウゥゥゥゥゥ…」エグエグ…


三十分ほど叩いていたが、ほむほむは叩くのをやめて泣き出してしまった……


「……すまん……忘れてないぞ……でも……どうする事も出来ないんだ……」


俺は思わず水槽のほむほむに手を伸ばしていた……


「ホムウウウゥゥゥ…ホッ!?ホムムッ!!」キョロキョロ… クンクン…


またほむほむは俺の指先をクンクンしだした……そして……


「ホムッ♪ホムホムッ♪」トテテテ… ペチペチ…


嬉しそうな顔をして、餌入れを叩きだした。


「ホムホムー♪」ペチペチ…

「……それに餌を入れてくれって言ってるのか?…………よし!」


もう一度餌の箱を掴もうと手を伸ばす……


スカッ!スカッ!

「……やっぱりダメだ……」

「ホムー♪…ホムゥ?…ホムホム…?」キョロキョロ… クンクン…


俺の手が近くに無くなった事に気づいて、ほむほむはまた俺の気配を探し始める……


「…ホ…ホビャアアアァァァァァ…」ピエェェ…ン…

「……もう、お前に期待を抱かせることは……やらない……」


俺はベッドの上にしゃがんで足を抱え膝に顔をうずめた……ほむほむの悲しそうな鳴き声が……耳に痛かった……

・・・・・・・・

「ホムゥ…」トテトテトテ…


鳴き止んだほむほむは今度は水差しに向かった……空腹を水で紛らわせるつもりなのだろう……



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