過去ログ - 杏子「お、ほむ焼きの屋台だ」 仔ほむほむ「ホミュェエエェェッッ!!!…」
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[sage saga]
2012/08/28(火) 15:42:31.42 ID:ZyWHKYol0
ビー玉をつまんで水槽の上に持っていく…すると…。
「マドッ!?マドー…」オズオズ…
…まどまどが震えながら一歩前に出た…これはまどまどのか…。
「ほらほら…取ってみろ!」スー…
「マドッ!?マドドォ…」ピョン…ピョンピョン…
「ホムー…」「ミャロロー…」ビクビク… ギュー…
「ホミャー…」ポロポロ…
まどまどに届くか届かないかの高さまで降ろしてやると…まどまどは震えながらも取り返そうと跳ねだした…他の三匹は俺の手を怖がってまた固まっている…。
「んー…頑張ったが時間切れだー!…没収だぞ!」ブン!! ピューン…ポチャン…
「マッ!?!?マギョオオオォォォォ!?…『ドン!!』マグッ!!!」テテテ…ドテー…
「あー…川まで飛んでったみたいだな!よく飛んだなぁ…」
「しかし、ビー玉が宝物か…男の子みたいなヤツだな!」ツンツン!
「…マ!?…マドー…」ブンブン! ポロポロポロ…
「それじゃ改めて…仔まどの宝物は…どっちだ?」ガサッ!
両手にそれぞれおはじきと玉虫の羽をつまんで水槽に左右から近づける…どちらかが仔まどの宝物なのは間違いないだろう…。
「ホムー…ホムー…」「ミャロ…」チラチラ…
しかし…さっきのまどまどの事を見ていたほむほむと仔まどはその場を動かない…だが二匹の視線はそれぞれ違う手を見ている…視線が交差しているのだ…。
「…なるほど…おはじきがほむほむ…羽が仔まどか…」スー…
俺は仔まどの目の前に羽を降ろしてやる…仔まどが手を伸ばせば届く距離だ…。
「…ミャ…ミャロ…」オズオズ…
仔まどが怖がりながら羽に手を伸ばそうとした…。
「はい!どうぞ!」ペキペキッ! パラパラ…
…仔まどの目の前で羽を指で挟んで潰し…欠片を底に撒いた…。
「ミャロッ!?!?…ミャ…ミャロロオオオオォォォ…」ガバッ… ビエエエエェェェェ…ン…
仔まどは泣きながら撒かれた羽の欠片を集める…乾燥していたので結構小さく砕けたな…。
「後はほむほむか……まぁいいか…お前にはちゃんと返してやるよ…」ポイ!
「ホッ!?…『コンッ!』ホギッ!?!?」コツン…コロコロ…
おはじきをほむほむに投げてやった…投げられたおはじきはほむほむの顔面に当たって落ちた…。
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