過去ログ - 杏子「お、ほむ焼きの屋台だ」 仔ほむほむ「ホミュェエエェェッッ!!!…」
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903:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/10/06(土) 09:50:19.01 ID:/+Sthqwn0

『……あれ、出てこないな? 箱を蹴飛ばしたら出てくるかと思ったんだけどな……』グリッ!


「マドドー!?」ニンゲン!? ギュッ!

「ミャロロー…」コワイヨォ… ギュー… メソメソ…


まどまどが壁の隙間から差し込まれた人間の靴を見て、仔まどを抱きしめながらほむほむに問う……しかし、ほむほむにはそれに答える余裕が無い。


「ホムホム!!」ダイジョウブヨ!! ギュー…

「ホミャアァ…」オカーシャ… ギュウ… エグエグ…


ほむほむが仔ほむを抱きしめたのと同時に……


バリバリバリ!!

「ホビャアアアァァァ!?」「マドオオォォォ!?」ギュー…

「ホミャアアアァァァ…」「ミャロオオォォォ…」ピエエェェェ…ン…


人間の靴が壁の下半分を完全に踏み潰した。


『まだ出てこないのか?……それじゃあ……よっと!』グイッ!

フワッ!

「ホムウウウゥゥゥ…」「マギャアアァァァァ…」ゴロゴロゴロー…

「ホミャラアアァァァ…」「ウェヒイイィィィ…」ギュギュー…


人間の足が巣全体を浮き上がらせて、家族は転がった……それでも番はしっかりとそれぞれの仔を抱いている。


「ホベッ!!」「マギョッ!!」ボテンボテン!!

「ホミッ!?」「ミャロッ!?」ビクッ! クテー…


地面に落とされた衝撃で思わず力が入ってしまい……仔ほむと仔まどは番に抱かれたまま気絶してしまった……


「やっと出たか! やっぱりまどまど……だけじゃなくて、仔ほむと仔まどまで居るのか……」ブン…グシャ!


人間が……幸せがいっぱいに詰まっていた自分達の家を踏み潰していく……


「ホムゥ…マド…ホム…」フルフルフル…

「ホム…ラチャ…マド…」フルフルフル…

「…」「…」ピクピク…


しかし、番は仔を抱きしめたままへたり込んで動けなかった……


「巣は後でゴミ置き場に持っていくとして……ん? どうした? 逃げないのか?……ははは♪ 仔どもは気絶しちゃったのか?」スッ…

「マ…マド…ド…」フルフル… ショワー…


まどまどの顔の前に人間の手が伸びてくる……まどまどは恐怖のあまり洩らしてしまったようだ……


「ホム…マド…カァ…」フルフル…


ほむほむも動けない……目の前のまどまどの背中と、人間の顔を交互に見ることしか出来ずにいる……



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