過去ログ - 咲「私は、普通の文学少女です」 京太郎「大嘘」  その2
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746: ◆HPzqh93ntjyb[saga]
2012/09/09(日) 00:42:56.86 ID:kwlC+9mc0
和「――最初は、起きたら忘れるようなおぼろげなものでした」

和「でもだんだんと、それが実感をともなうようになってきたんです」

和「……そして」

和「私たちは、お話をするようになりました」

和「最初は些細なことしか話しませんでしたが」

和「次第に、もっと込み入った話題も出てきました」

京太郎「……それが」

和「はい。今回のことの発端です」


和「私たちはお互いのお話をしていく中で」

和「――いつしか、『一緒になれたらいいのに』と願うようになりました」

和「『阿知賀』の私、『清澄』の私」

京太郎「……」

和「――最初は夢なんじゃないか、って思いました」

和「いつの間にか世界は書き変わっていて」

和「みんなが一緒になってました」

和「そこは、とても楽しい空間のように思えました」


京太郎「――いいのか?」

和「……え?」

京太郎「そんな空間を、終わりにして」

和「――」

和「……いいんです」

和「こうした状況になって、しばらくの間」

和「『私たち』は自問しました。これでいいのでしょうか? と」

和「――最初は、『二人』とも、望んでた通りになって喜んでました」

和「でも……」

和「だんだん、そうしていることが怖くなって」

和「二つの世界が一つになった――本当にそれが正しいのか、って」

和「……分かれていたからこそ、見えていたものもあるんじゃないか、って」

京太郎「……そっか」


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