過去ログ - キャプテンが阿知賀に転校したら
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777:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/03(水) 01:19:01.42 ID:0oFOH3Tt0
恒子「なんと宮永選手、実質ダブル役満相当の四暗刻四槓子の役満和了を拒否。しかしもうツモは残されていないので、この局も終了に・・・」

穏乃「ロン!」

明華(えっ? 本当に何ですか、これは? 阿知賀が清澄の捨牌をハイテイでロン和了した・・・・・・・・・あっ!?」チラリ

現在のドラ(東 六 6 E 西)

北家・穏乃手配 三三四六六688EEHH西西 (七対子6待ち)

穏乃「七対子ドラ8河底撈魚(ホウテイラオユイ)の11飜、三倍満24000です」

恒子「信じられません。阿知賀に槓ドラがモロ乗りしています、七対子のみ1600の屑手が槓ドラとハイテイのセットで三倍満の大物手に化け、更に宮永選手のリー棒1000点を加えると合計25000。これで計算すると」

各高校途中成績(大将戦後半南4局まで)
臨海  124800(+10400【前半:+4600 後半:+5800】)
阿知賀 124800(−24600【前半:−500 後半:−24100】)
白糸台 103400(+14200【前半:+30900 後半:−16700】)
清澄   47000(+−0【前半:−35000 後半:+35000】)

恒子「臨海と阿知賀の得点がピッタリ並びました。これで大将戦も終了です」

健夜「本当にヒトは私の予想を超えてくるものなのですね」

明華(一体何が起こったのですか? ・・・って、この清澄の得点はプラマイゼロ!? やられました、まさか警戒していたプラマイゼロをここで持ってくるとは。しかも17巡目からの突如のプラン変更でも上手く辻褄を合わせてしまうとは、まさに因果律レベルの支配力。疑似プラマイゼロとの精度差は桁違い)

明華(ですが、今回の仕掛け人は宮永咲ではありません。開局の彼女は勝ち切るつもりで、プラマイゼロの予定はなかったでしょうから、宮永咲にそうするように仕向けた者がいる。それは云うまでもなく高鴨穏乃)

穏乃(良かった。何とかアンカーとしての最低限度の務めは果たせた)ヘナヘナ(椅子に崩れ落ちる)

明華(最後に6を残したのも、王牌に5が眠っているなら新ドラに化けると見越したからで、リーチを掛けなかったのは自分一人だけが出し抜く意志がないのを宮永咲に証明する為)バサッ(裏ドラの牌を捲ると4枚目がG)

明華(やはりリーチを掛けていたら裏が乗って数え役満に達し、阿知賀のトップが確定していましたか。そうなれば宮永咲も阿知賀の単独勝利を手助けする気はなかったでしょうから、槓することなく臨海の勝利で幕を閉じていた)

明華(清澄がゼロになり、その得点がそっくり阿知賀に乗れば二校が並列するのに気づいた時に高鴨穏乃はこの絵を思い描いていた? こんな子供の妄想じみた可能性に全てを賭け、本当に成功させて見せた)

明華(侮りましたね。『主人公補正』を失った何の支配力もない一般人が、人としての知恵と勇気とだけで、場というよりも宮永咲を完璧にコントロールして絶望的な状況を引っ繰り返すとは。魔王級をも意のままに操るなど私にも不可能ですから、高鴨穏乃は『魔物使い』と呼ぶに相応しいかもしれません)

―――――――――――――

観客A「おい、二校の得点が並んでいるけど、この場合どうなるんだ?」ざわざわ

観客B「西入に突入か?」ざわざわ

観客C「それとも二校同時優勝?」ざわざわ

観客D「いや、確か準決勝までだと同点の場合は上家取りだから、普通に東家の臨海が優勝・・・」ざわざわ

恒子「あー館内の皆様、ご静粛にお願いします。インターハイ全国決勝戦特別ルールの採用により、これより一時間の休憩時間を挟んだ後、各校代表者による半荘2回の『延長戦』を行います」


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