過去ログ - キャプテンが阿知賀に転校したら
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785:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/10(水) 00:01:03.46 ID:j6kpXsiZ0
各高校途中成績(大将戦終了時)
臨海  124800(+24800)
阿知賀 124800(+24800)
白糸台 103400(+3400)
清澄   47000(−53000)

後半戦終了後の大将卓

咲「ありがとうございました」ぺっこりん

咲(神様、チャンスを与えてくれて本当にありがとうございました。私が願ったのは勝利でなく力を奮える場だったから、何の悔恨もありません。そう、勝てなかったのは単に私が力不足なだけ)

明華「Bon travail(お疲れさまでした)」ぺこっ(なぜか片手で左目を抑えながら挨拶)

明華(延長戦の開始は一時間後ですか。大将戦から連戦する者の体力も考慮しての措置でしょう。今から早打ちすれば風神を復活させる条件の2半荘ぐらいはギリギリこなせそうですね)チラリ(剥き出しの右目で時計を確認)

明華「皆さん、お先に失礼します(日本のインターハイのタイトルに執着はありませんが、契機はどうであれ一度受けた仕事を失敗させては私の沽券に関わります)」バタン(左目を抑えながら退出)

穏乃「ありがとうございました(雀さん、何の未練もなく出てったな。私はもう少し戦いの余韻を味わっていたいけど、やっぱり特待生は団体戦に思い入れはないのかな?)」

咲「あっ、風神のお姉さん」ガタッ(後を追うように席から立ち上がる)

穏乃「あ・・・あの、宮永さん」

咲「(にこっ)高鴨さん、そんな後ろめたそうな顔しないでください。今の得点状況は『負けたくない』という私とあなたの利害打算が一致した結果ですから」

穏乃「・・・・・・・・・・・・・・・」

咲「確かに点数上は清澄が不利ですが、私たちの代表者はどんな過酷な状況でも絶対に諦めません。そう、オーラスの高鴨さんと同じように。流石はあの偏屈な和ちゃんが認めた数少ない打ち手だよね」バタン(笑顔のまま退出)

穏乃「和が?(なら私はやっと和と同じ場所に辿り着けたのかな? それとあの言い草だと、宮永さんは延長戦には参加しないみたいだけど)」

淡「しずー、お疲れ。ミョンミョンもサキーも性急だね。私としては色々と聞きたいことがあったけど、ミョンミョンはサキーと違って延長戦にも参戦するつもりみたいだから、慌てているのかな?」

穏乃(慌てるって延長戦の開始には十分時間が・・・・・・そうか。雀さんはオーラスで風神の制約を破ったぽいけど、もし玄さんみたいに2半荘ぐらいで復活するなら、今から仲間内で打ち合えば間に合うから急いでいるのか)

淡「しずは強いね(ボソッ)」

穏乃「淡さん?」

淡「私は弱かった。次元迷宮を失って負けそうな所まで追い詰められたら、不公平とか忌み嫌って一度捨てた魔物の力に頼ってしまった。本当の卑怯者はダブルスタンダードな私の方だよね?」

穏乃「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

淡「なのにしずは最後まで人間であることを諦めなかったね。安易な補正に縋ることなく人としての知恵と勇気だけで魔物使いのようにサキーをコントロールして、また私の予想を上回ってみせたのだから」

穏乃「(にこっ)淡さんはチームを勝たす為の最善を尽くそうとしたのだから、恥じ入ることはないと思います。私だって支配力でも何でも蜘蛛の糸が垂らされていたら迷わず掴んでいました。ただ私にはそんな奇跡の当てが何一つ無かっただけの話で(自虐)」

淡「しずー」

穏乃「それと今だから言えますけど、やっぱり『次元迷宮』は公平な勝負場だと思います。ルール理解度の有利不利は置いておいても、私が宮永さんにガチで勝てる可能性があるというだけでも、無能力者にとっては凄い希望ですから」

淡「(うるうる)しずー、ありがとう。愛してるよ」ギュッ(穏乃に抱きつく)

憧「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」ぴきっ(TV画面を見てイラツク)

淡「(にこっ)二転三転して色々あったけど、本当に楽しかったね、しずー? 私たちはこれで御用納めだろうけど、また何時か今日みたいに遊びたいね」

穏乃「そうですね、淡さん(御用納め? そうか、延長戦は白糸台からは間違いなく高校チャンプの宮永さんが出てくるだろうし、私たち阿知賀の代表はあの人しかない)」


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