過去ログ - キャプテンが阿知賀に転校したら
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790:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/04/12(金) 00:01:23.07 ID:yj6O/nMu0
臨海控え室

明華「ただ今戻りました」バタン

メガン「明華、お疲れさまデス」

明華「一騎当千の面々の中で大将の重役を任されながら、アンカーとしての務めを果たせずに帰参し申し訳ありません」ペコリ

智葉「気にするなや、明華。後で牌符を確認すれば判るが、勝負に出ていたらどう足掻いても振り込む流れになっとっから、オリとって正解や」

ネリー「そうだね、そもそも私やハオだったらオーラスに辿り着く以前に面倒臭くなって清澄を飛ばしていたかもしれないしね(くすっ)」

ハオ「それに宮永咲は魔王級のランクに恥じない凄まじい支配力の持主でーしたしね。あんなモンスター相手にアクシデントによる真っ向勝負で半荘一回を上手く遣り過ごせたのですから、明華はキッチリ職務を全うしてきまーしたよ」

明華「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

智葉(明華の奴、無言で俯いたままやな。もしかして柄にもなく感極まってるんか? 前髪が両目を隠しているから、どんな表情してるか分からんが)

ネリー「ところで明華が風牌を捨てたのは、この試合がはじめてだよね?」

智葉「そうやな。部内の練習中も、どんな状況に追い込まれても風牌の暗刻を崩したのを見たことないが、やはりそれも制約の内か?」

明華「はい、一度でも風牌を捨てれば2半荘の間、風神の能力を喪失します」

メガン「そうですか。臨海の勝利の為に明華が節を曲げてくれたのに、勝ちきれずに延長戦とか悔しいデス」

ハオ「なら気落ちしてる暇はないでーすよね? 延長まで時間はありますから、今から打てば2半荘ぐらいは軽くこなせまーすよね?」

明華「ええ、そのつもりで戻ってきました。お願いできますか?」

メガン「私はまだ腕が癒えてないのでパスしマス」

智葉「なら私と明華とハオとネリーの四人やな」

―――――――――――――

智葉、ネリー、ハオ、明華で卓を囲む(ジャラジャラ)

明華「さて、ただ漠然と打つのも何ですから一つ賭けをしませんか?」

メガン「賭けですか?」

明華「はい、この2半荘でトップを取った者が臨海の代表として延長戦に参加するというのはどうでしょうか?」

ハオ「!?」

ネリー「へー、面白そうじゃない(くすっ)」

智葉「おいおい、明華。いきなり何を言い出すんや?」

明華「今年臨海に集められた特待生のコンセプトは対魔物特化・・・ようするに宮永照に勝てる人材ということですから、私たちの誰が出場しても問題はありません。私は一度任務に失敗しましたから、延長戦には最も強い者が出るべきでしょう」

智葉「しかしこいつらに代表を任せるのは実力面とは別な意味で不安すぎるで」

明華「大丈夫ですよ、現在の臨海の得点は阿知賀と並んでトップですからね。この位置なら他家の点数を気にせずに一番点棒を稼げば良いだけのミッションですから、個人プレイヤーでも勤まります」

メガン「でも明華には調律の歌があるから、ハオと明華の一騎討ちになるだけじゃないですか?」

明華「いいえ、調律の歌は無しです。アレを唄ったら風神の制約解除の条件を満たせませんので。だから、ネリーにも十分にチャンスはありますよ?」

ネリー「そういうことなら全力で受けてたつよ。明華は両翼のスキルがどちらも使えないことになるけど、もしその状態で勝つつもりなら私やハオも甘くみられたものだね(くすっ)」

ハオ「プロフェッショナルの明華が何の勝算なく自分に不利な戦いを始める筈はないでーすから侮るのは危険でーすよ、ネリーさん」

明華「ならば勝負はオカウマ無しの半荘2回の純粋な総得点ということで宜しいですね?」

ネリー「オーケー。それじゃ賽を振るよ(このケースなら下家に座らせるのはハオで、対面は明華。上家は智葉に調整するかな)」フルーツ・バスケット♪

ハオ「いきなりネリーさんの下家とは、ネリーさん勝ちにきてますね(さっきはああ言いましたが、代表戦に出るのは私かネリーさんのどちらかということになりそーですね)」

智葉「誰も私が勝つとは思っとらんようやな(しかし明華の奴、まさか、こいつらに代表を譲るつもりか? 相変わらず前髪がギャルゲー主人公みたいに目隠ししとるから、何考えてるか表情からは読めんが)」

明華「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(ニヤリ)」ゴッ(前髪の内側の左目が妖しく光る)


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