857:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/05/29(水) 00:01:13.92 ID:+gI/Xot+0
清澄控え室
優希「先輩、部長が二度と復讐者（アヴェンジャー）が使えなくなるって本当かにょ！？」
まこ「ワシは眷属でもないから支配力に関しては門外漢やが、それ以外考えられんわ」
京太郎「そんな、部長は元々好形じゃ和了れないから、アヴェンジャーのスキルを身につけた訳ですよね？ そんな部長が悪待ちでも和了れなくなったら、麻雀打ちとして死ぬって意味じゃないですか？」
和「？？ 皆さん、何を穏やかでない相談をなさっているのですか？ 牌の偏りは万人に平等ですから、二度と和了ないとかそんなオカルト･･･」
咲「（じわっ）わ･･･私の所為だ･･･」
和「咲さん？」
咲「（ぐすっ、ぐすっ）勝ち目がなくなって地点で、往生際の悪い真似をせずに素直に負けていれば、部長はこんな無茶をせずに済んだ。私が･･･」
京太郎「咲･･･」
まこ「それは違う、咲。昔の武士は畳の上で余生を長らえるよりも、戦場で死ぬことを誇りとしていたそうじゃが、三年間燻っていた久がここで燃え尽きてもいいと思えるほどの舞台にようやく巡り逢えたんじゃ」
優希「染谷先輩」
まこ「だからワシらは見届けるだけじゃ。清澄部長竹井久の最後の戦いをな」
―――――――――――――
後半 東３局４本場 親 竹井 ドラ４
西家・明華手配 一四３８８９BBC【D】西北白 次ツモ五
明華（後半に入ってから流れが今一つでしたが、この配牌ならいけるでしょう。そろそろ親の連荘は店仕舞いしてもらいますよ）北捨て
６巡目
西家・明華手配 四五３４５８８８BBC【D】D 次ツモC
明華（やっと親よりも早く張れました。それも８捨てでタンピン一盃口ドラ２で三色も狙える絶好のところですが）チラリ
明華視点
東家・久手配 【赤赤赤】赤赤赤赤緑緑青青青青
明華（竹井もそろそろ聴牌しそうな気配ですね。本来ならリーチを掛けたいですが、竹井は確定和了スキルを保持しているようなものですから、ツモり合戦では分が悪い）
明華（ですが、私の雷神と同じく和了形がかなり限定されますから、そこにつけ込めるかもしれませんね。ならばここは）五捨て
西家・明華手配 四３４５８８８BBCC【D】D （四の単騎待ち）
恒子「雀選手、倍満も狙えそうな好形でしたが、リーチを掛けずにダマの単騎待ちに構えました」
健夜「確実に和了牌を零してくれる相手にターゲットをロックオンしたのでしょう。アヴェンジャーのスキルの特性を完全に見透かされていますね」
７巡目
東家・久手配 三三三四【五】六七６８ABCE 次ツモ７
久「（よし、張れた。しかも二四五七八の五面張からの単騎という絶好のところ。これなら三の暗刻を裏ドラにしての親倍２４０００も狙える）リーチ」（点棒を掴みながら四捨て）
明華「ロン、タンヤオ一盃口ドラ２の満貫の４本場で９２００です」
西家・明華手配 四３４５８８８BBCC【D】D （四の単騎待ち）
久「！？」
恒子「猛追撃を見せていた竹井久の連荘が遂にストップ。雀選手がピンポイントで和了牌を射抜きました」
健夜「竹井選手にとっては痛い一撃ですね。とはいえ親番では全ツッパしなければ到底追い付けない点差ですから、彼女にオリるという選択肢はありえませんでしたが」
（延長戦後半東３局４本場終了時の途中経過）
臨海 １３９４００（＋１４６００）
阿知賀 １２６７００（＋１９００）
白糸台 ８１２００（−２２２００）
清澄 ５２７００（＋５７００）
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