過去ログ - キャプテンが阿知賀に転校したら
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865:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/18(火) 00:01:58.89 ID:GBhSbNRg0
18巡目

恒子「結局宮永選手は再び和了牌を引くことも、手変りのチャンスを得る事も叶わずに流局してしまいました」

健夜「こうなると和了放棄の選択ミスは痛いですね。今の宮永選手はそう何度も和了れる筈もありませんから、連荘が途切れるのは時間の問題ですから」

キャプテン「聴牌です(とりあえず宮永さんの手を見てみたいので、開いてもらえると有り難いです)」

明華「聴牌です(やはり福路と綱引きしていましたか)」

久「はぁ・・・はぁ・・・・・・ノ・・・・・・ノーテン(くっ、まるで龍門渕の天江衣の一向聴地獄に嵌まったみたいに、あと一歩で聴牌に届かなかった)」

照「・・・・・・・・・ノーテン」グシャ(牌を崩す)

恒子「これはどうしたことか? 和了放棄だけでなく、宮永選手、聴牌しているのにノーテン宣言して自ら親の権利を捨ててしまいました。これで白糸台の親番は終了です」

白糸台控え室

淡「ちょっとテルーどうしちゃったのよ? 実質の満貫手を見逃したと思ったら、親まで手離しちゃったよ(涙)」

誠子「確かに本当に何を考えているのですかね? まさか宮永先輩に限って諦めるなんてことは・・・」

菫「当然だ。力及ばす破れたのならともかく、照が自ら勝負を投げ捨てる筈はない」

尭深「(ずずっ)だとしたら、何らかの論拠があるってことですよね? けど宮永先輩が自ら親番を終わらすことに意味があるのでしょうか?」

淡「どう考えても得するのは臨海をはじめとした他校だけだよね。テルーには何のメリットも・・・」

菫「メリットがあるのは臨海・・・・・・なるほどそういうことか」

誠子「何か分かったのですか、弘世部長?」

菫「ああっ、恐らく照は臨海が阿知賀を逆転し易い環境を整えてやっただけだ。もし雀明華が調律の歌の途中解除が可能で、風神雷神のスキルを呼び戻せるとしても、自分より格上の魔物の照の親番は邪魔だろう」

尭深「(ずずっ)確かに。けど、だからって態々和了放棄をする必要はないんじゃないですか? 可能な限り連荘して点棒を蓄えて、他家の和了で自然に親を流されてからでも遅くは・・・」

菫「照の本意は次の局で分かるだろうさ。南2局は臨海の親番だから、雀明華も自分の親の中に魔物の力を使いたいだろうからな」

―――――――――――――

キャプテン(和了形を読み違えた所か聴牌すらしていなかったとは、宮永さんの手の中身を覗いてみたかったので残念です。しかし、これで雀さんが最も警戒するであろう白糸台の親番は終わりましたので、調律の歌を解くとしたらこのタイミングしかありません)

明華(さて、状況を確認しましょう。八連荘の可能性すら孕んだ危険極まりない白糸台の最後の親番は流れましたので、安手を連発するだけの連続和了はもう脅威ではありません)

明華(当然、宮永照としてはハイリスクハイリターンのギギギモードに命運を託すしかないでしょうが、アレはまた捨て局が必要ですから次の私の親番は安全)

明華(その後オーラスまでの3局(私の親の1本場含む)を凌がねばなりませんが、重い上に読み易いツモ和了不可能な役満手などさほど怖くはありません。幸い清澄の点棒も増えてますから、仮に竹井が振り込んだとしても一回の放銃では飛びませんからね)

明華(福路の思惑通りに事が運ぶのは少し癪ですが、この調律空間が解かれることは本来なら福路には何のメリットもありませんから良しとしましょう)パチーン(右手の親指で人指し指を弾いて、調律の歌をキャンセルする)

照「・・・・・・・・・! (身体が軽くなった。力が復活していくのを感じる。やった、魔物の権能を取り戻せた(うきうき))」

久(あれ、少しだけ右手の負荷が楽になったような・・・・・・(くらっ)って、やばい意識が飛びかけている。余計なことは気にせずに試合に集中しなきゃ)ブルブル(首を横に振る)

キャプテン(私には支配力は感じ取れませんが、基本無表情の宮永さんのあの嬉しそうな顔からして、どうやら調律の歌は解かれたようですね)チラリ

久「・・・・・・・・・はぁ・・・・・・はぁ」ググ(右手を抑える)

キャプテン(上埜さんの方は体調不良に抗うのに精一杯で場の変化に気づいてないようですね。ですが解除と同時に右手の八割弱に達していた浸食はピタリと止まったので、これ以上復讐者(アヴェンジャー)を使わなければ・・・!)

明華(私のスキルに勝手に便乗しただけの竹井に、別段調律の歌の解除を申告する義務はないので黙ってますが、福路、あなたは自分が何をしたのか分かっているのですか?)

明華(これで選手生命まで賭けた清澄の微かな勝機は完全に費えました。牌の偏りを起こせないウオッチャー使いのあなたにとっても調律空間の方が戦いやすい筈なのに、そんなに竹井久に拘る理由があるのですが?)

キャプテン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

明華(まあ福路と竹井の馴れ初めなど、別に私には関係のないことですね。ミョンミョン、再びあなたの雷神を使えるのを嬉しく思いますが)チラリ

照(ああっ、背中に羽根が生えたみたい。きっと大将戦後半の咲もこんな気分だったのだろうな(ルンルン))

明華((ゴクリ)やはり上級魔物の宮永照の支配力は半端ないですね。勝利する為の最善手を打った筈なのに、仮初めの仲間に☆を全て預けて自ら別室に落ちたカイジなみに、とんでもない思い違いをしたような不安を覚えるのは何故でしょうか?)


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