過去ログ - キャプテンが阿知賀に転校したら
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881:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/28(金) 00:07:21.11 ID:Yv69EPLP0
キャプテン「さて、それでは・・・・・・・・・」ガタッ(裏ドラの牌を捲る)

照「福路さん、表の点数だけで既に倍満に達しているから裏ドラを見る意味は・・・」

キャプテン「いいえ、正しい点数を申告するのが規則ですから」ヒョイ(1枚目を捲ると一(裏ドラは二))

明華(ハズレ・・・というか、仮に三倍満か役満になっても結果は何一つ変わらないというのに、何を無駄な作業をしているのやら)イライラ

キャプテン「・・・・・・・・・・・・・・・」ヒョイ(2枚目を捲ると一(裏ドラは二))

照(また裏ドラは二。これって偶然?)

キャプテン「・・・・・・・・・・・・・・・」ヒョイ(3枚目を捲ると一(裏ドラは二))

明華(! 二が3回連続。これはもしかして)パサッ(リーチしようとした久の牌を倒す)

東家・久手配  二二二五五五@@@【D】F南南 (Eの嵌張待ち)

恒子「これは竹井選手の手の中に二が暗刻で揃っています。もし、ツモ和了っていたら、リーチツモ三暗刻ドラ9で数え役満に達していましたね」

健夜「ええ、竹井選手はオリたわけでも、役満を諦めた訳でもなかったのです。彼女の四番目の最後の暗刻は裏ドラの中に潜んでいたのですから」

照(これが一撃必殺の復讐者(アヴェンジャー)の本当の威力? もしツモる機会さえ与えられていれば、親の役満を和了っていた?)

明華(福路の色が見えない私は四暗刻の炙れ牌を狙われいると思い込んでいましたが、竹井はそれを躱した上で役満を和了る算段を用意していたわけですか。結果的には福路に更にその上をいかれてしまったようですが)

久((ふーう)やーれやれ、何のつもりかしら、腹黒キャプテンさん? 名探偵による謎解き解説タイムのつもり?)

キャプテン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

久「言っとくけど、どんな策略も和了なければ単なる徒花。聴牌止まりの役満手になんか、何の意味も価値もないわ」

キャプテン「価値はともかく意味はありますよ。上埜さんは最後まで勝つ意志を示し続けました。あなたが大将戦オーラスの宮永さんのプラマイゼロを愚行として切り捨てないのなら、自分の行動にも納得がいく筈です」

久「(この女、また御為倒しを・・・)なら後学の為に一つだけ聞いておこうかしら。なぜ、あたしが四暗刻を崩すと分かったの? 普通なら一か八かの勝負にでて、その場合はあたしの和了を止められなかったでしょうに」

キャプテン「私が知る上埜さんなら、決して幻想に溺れることなく、『放銃回避』と『役満和了』の二兎を両立させようと、必ず現実の中から手段を模索すると思ってました。確かに上埜さんが私の思惑より単純な相手なら裏目っていましたが、自らの読みに心中するのが雀士というものですから」

久「なるほど・・・。あの時の泣き虫さんが随分と強くなったものね・・・ぐっ!?」右腕を抑え込んだまま倒れ込む。

キャプテン「う・・・上埜さん、私のことを思い出して」ガシッ(久の身体を差さる)

久「まだその名であたしを呼ぶのね? まあ、いいわ。許してあげる。あなたはあたしに勝ったのだからね」

キャプテン「(じわっ)上埜さん・・・私は・・・・・・・・・」

久「ツモる話なら後で聞いてあげるから、幕引きしてちょうだい。何時までも待たせるのは他の二校にも失礼よ」

照「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

明華「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

キャプテン「分かりました。リーチ一発一盃口ドラ5で16000です」

久「(ホロリ)・・・・・・・・・・・・・・・(ごめんね、みんな。最後まで届かなかった)」

―――――――――――――

恒子「今度こそ死闘に完全決着。大会史上初の延長戦にまでもつれ込んだ第71回全国インターハイ決勝戦は新鋭阿知賀の初優勝で幕を降ろしました」

各高校最終結果(延長戦個人成績)
阿知賀 156100(+31300【前半:+11300 後半:+20000】)
臨海  133500(+8700【前半:+15800 後半:−7100】)
白糸台 112000(+8600【前半:+700 後半:+7900】)
清澄   −1600(−48600【前半:−27800 後半:−20800】)


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