過去ログ - 【咲】京太郎「夏休みだ」霞「夕方の挨拶ってなんだったかしら？」【安価】
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296: ◆wQz2C0W.uk[saga]
2012/08/29(水) 22:05:52.92 ID:fWCEVw0F0

　初美「……そうですね」


　同時に同じことを想ったのか、或いは自分の敗戦を思い返したのか。

　彼女は静かに、視線を遠くへと向けた。

　―――彼女は、あそこにどれだけの悔いを残したのだろう。

　気のせいかもしれないが、ふとそんな思いが脳裏を過ぎった。


　巴「いやー、見くびってました。あんなに強かったんですね、須賀さんって」


　やはり麻雀はコミュニケーションツールとしても役立つ様で、前よりも距離が縮まっているような気がする。

　……疑っていた訳ではないが。

　自分の思い付きがそう遠いものでないと感じ、少しだけ満足する。


　京太郎「結局、トンじゃいましたけどね……あのまま続いても、最後まで体力が続いたかどうか」


　初美「あー……やっぱり、負担が大きいんですか」


　霞「どういう理屈なんでしょうね……？」


　親身になってくれるのを感じて、頬が綻ぶ。

　だけど、不思議とそれは過去を含むモノでなくて。

　進んでいるのだと、確かに感じるものだった。

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