過去ログ - 【咲】京太郎「夏休みだ」霞「夕方の挨拶ってなんだったかしら？」【安価】
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52: ◆wQz2C0W.uk[saga]
2012/08/26(日) 21:55:53.30 ID:r6L/6p9e0

　初美「え？」　


　霞「いえ……私みたいな人からすると、ああいう矛盾の塊ってのは……そうね。家族のようなものなのよ」


　初美「……霞？」


　霞「じゃあね、初美。私は少し仮眠を取りに行くわ。ちょっと疲れちゃった」


　初美「解りました。なんかすみませんね、問い質しちゃって」


　霞「いえいえ。私だって、勝手に進めちゃったし、お相子よ」


　初美「……そう言ってくれると嬉しいです。まあ、邪神の類に関係ないなら、そう心配する必要もないでしょう！　あと、自分で言った通り彼、結構良い人みたいですし。変わってましたけどイケメンでしたし。急がないと、他の誰かが掻っ攫っちゃうかもしれませんよ？」


　霞「……大丈夫よ、彼、巨乳好きみたいだし」


　初美「解るんですか！？」


　霞「目線を見れば大体」


　ちらちら眼を逸らしてはいたが、というか後半は意識しなくなってはいたが、初めて会った時は露骨なまでにそうであった。


　初美「うぅ、熟練の手並みって感じがします！　という訳で、時間を取らせてすみません、失礼しまーす！」ﾀｯﾀｯﾀ


　霞「……行った、か」


　遠ざかる足音と気配。

　夜空を見上げ、そこに輝く星を見上げて彼を想う。


　霞「―――でもね。邪まに愛されてないとも言ってないのよね」

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