過去ログ - 【咲】京太郎「夏休みだ」霞「夕方の挨拶ってなんだったかしら?」【安価】
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560: ◆wQz2C0W.uk[saga]
2012/09/01(土) 22:15:05.35 ID:X2SZnCBGo


 大体、この絶対だって曖昧なモノだ。

 この絶対を信じて歩みを止めるほど、私は自信家じゃない。
               判断
 だってそれは、自分の絶対を盲信する事だと思うから。

 それだけは――――絶対にしてはならないと思うから。


 京太郎「良い事言いますね、咏さん」


 咏「あたぼうよ! 私は天下の三尋木プロだぜぃ!」


 ……三尋木咏は、須賀京太郎や小鍛治健夜ほど絶対ではない。

 だけど―――絶対とは、必ずしも楽しいものなのだろうか。

 選択肢がない。そういう意味では、誰よりも哀しい存在だから―――決して、弱音を吐く訳にはいかない。

 私は私として生まれてきたのだから―――最後の最後まで、足掻き続けるだけ。

 ……それに、今はもう思い出せないけど。

 空に手を伸ばすのも―――私は、そう嫌いじゃなかった筈だから。


 咏「じゃ、途中どっか寄って帰ろうか? 具体的にはピンク色のホテルとかで」


 京太郎「三尋木プロ、高校生相手に淫行。明日の朝刊は決まりですね」


 咏「その時は、一緒に逃避行してくれるんだろ?」


 京太郎「咏さんのテクニックによりますかね」


 ここにいれば、彼女は赤面するのだろう。こんな軽い話題を出すのもままならないんだろう――まあ私も内心恥ずかしくて仕方ないんだけどね。

 そう感じるとほんの少し切なくて―――とても嬉しい様な気がした。

 ああ―――こういう関係もいい。

 例え自分が、そういう風に意識されなかったとしても。

 彼がこんな風に笑ってくれるなら、それだけで報われる。



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