過去ログ - 【咲】京太郎「夏休みだ」霞「夕方の挨拶ってなんだったかしら？」【安価】
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662: ◆wQz2C0W.uk[saga]
2012/09/02(日) 21:14:09.60 ID:gaPwV8hVo

　そう告げて空を漠然と見る。

　……その方角が長野だったのは、おそらく偶然ではないだろう。

　そして瞳に力が入ったのも、また気のせいではなくて。


　春「……本当に上手かったんだね、料理」


　京太郎「霞さんと巴さんの方が美味かったですけどね――っと」


　春「……戻らないの？」


　京太郎「良い風が吹き込んでるので、もうちょっとだけいようかなって」


　春「―――そっか。じゃあ」


　そう言って、彼女は隣に座ってくる。

　……こうして近くにいるのを見ると、本当に巫女さんなんだなぁ、と実感する。


　京太郎「……海が近いんですかね。潮の匂いがします」


　春「……そうだね。良い天気で―――良い風だ」


　この大きな帽子にも充分意味はあったようで、日差しを多分に防いでくれた。

　同時に涼しげな構造に作ってくれた、豊音さんに深い感謝をもう一度。

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