過去ログ - 【咲】京太郎「夏休みだ」霞「夕方の挨拶ってなんだったかしら?」【安価】
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682: ◆wQz2C0W.uk[saga]
2012/09/02(日) 21:23:45.54 ID:gaPwV8hVo






 祭りの中盤、人々のテンションも落ち着き始め、またそれさえも謳歌する人も出て来る時分。

 私は、たった一人で道を歩いていた。


 春「……………」


 先程までなんら気にならなかった人の眼が、刃か何かのように突き刺さる。

 空を見上げると、既に日は沈みかけている。

 ―――俗に言う逢魔が刻である。


 春「……はあ」


 何をやっているのか、と自問する。

 自分はそれなりに今回の祭りを楽しみにしており、だからこそ姫様が参加する今日をできるだけ祝おうとした筈だ。

 なのに余計な心配を掛けるような事をして―――こうやって、平静としている。


 春「っ……」


 何故あの時自分は耐えられなかったのか。

 解っていた筈の事を、さも衝撃のように思ってしまったのか―――それが心の底から悔しくて。


 京太郎「―――よ、一本食べる?」


 後ろから忍び寄ってきた光の存在に気付く事ができなかった。


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