過去ログ - 【咲】京太郎「夏休みだ」霞「夕方の挨拶ってなんだったかしら?」【安価】
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991: ◆wQz2C0W.uk[saga]
2012/09/07(金) 20:22:18.97 ID:5BcuNfGco

 佳織「あ、ひょっとしてまた京太郎さんの話ですかー?」


 まこ「なっ……またとはなんじゃ、またとは!」


 佳織「だって、まこさん京太郎さんの話をする時、凄く楽しそうじゃないですか」


 まこ「なっ……!?」


 佳織「しかし、面白そうな人ですよねー。美化されてたりするのかもしれませんけど」


 まこ「ま、実際面白い奴だよ―――っと。つまらん話になるかな?」


 佳織「うーん……できれば次の水曜日にお願いします」


 まこ「そういえば、夏休み終わってからも続けるのか?」


 佳織「はい、ちょっと欲しいものがありまして。……それに、まこさんの言葉じゃないですけど。ここで眺めていると、なんか強くなれそうですし」


 まこ「……まあ、色んな打ち筋を視るのは良い事じゃ。お前さん、本気で運良いからのう」


 佳織「自分でも、最近そう思いますね。……何で私、こんなに役満来るんだろう」


 まこ「はは、まあそういう奴だって事だろ。じゃ、お疲れさん」


 佳織「はい、お疲れ様でーす!」カランコロン


 メイド服を脱いで店内を出る金髪の少女。……実は彼女が来てからも客が増えてたりする。まあ、どちらかというと華やかな方だし、仕方ないのかもしれない。


 まこ「眼鏡変えるかのう……?」


 ……そう思ったが、止める事にした。

 或る一人に褒められれば、それでいい。―――今の自分になら、そう想えるから。


 まこ「……まあ、おかげで売り上げは伸びたしな。ありがたい」


 だけど、同じ金髪だからか。つい、遠くにいる彼と比べてしまう。


 まこ「……楽しそう、か。そうかもしれんのう」


 まこ「会いたいのう……いや、もちろん土産目当てじゃぞ?」


 誰でもない相手に言い訳をする自分。それがおかしくて、笑みが毀れる。

 夕暮れの店内。夕日が雀卓に差し込む中、視線が自然と或る方向へと向く。


 まこ「―――ま。元気でやってるなら、それでいいか」




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