過去ログ - 【咲】京太郎「いざ、白糸台高校へ」PART4【安価】 -SS速報VIP

過去ログ - 【咲】京太郎「いざ、白糸台高校へ」PART4【安価】

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328: ◆c.38a0Ec1E[saga]
2012/08/27(月) 11:41:10.59 ID:Rei9kfDH0

あのくらい柔軟に対応したほうがいいのかねぇ。

ホテルの外は暖かく、実に歩きやすい気温といえそうだ。

ただ、ここら一帯は夜になると急に冷え込むので、油断すると風邪を引きやすい。

そのことは前もって淡には伝えてあったのだが……。

京太郎「まー見事なまでにいつも通りだな」

淡「？」

てんで聞いちゃいない。

まぁ、今の時期、淡や俺が着ている制服は冬服なので、極端に軽装備とは言わないが。

それに、本格的に寒くなる前にはホテルに帰るつもりだしな。

……淡が、カピバラを見に行く、とか駄々をこねなければ。の話だが。

淡「それで、最初は何買うの？」

京太郎「ん。こっちの用事先に済ませていいのか？」

淡「良いよ」

こいつにしては珍しい。

いつもだったら自分の希望を優先させるような奴なのだが。

少しは社交性が身についてきたんだろうか。

嬉しい限りである。

京太郎「そうだなぁ……」

ぴょこぴょこと隣で上下する金髪を一回撫で、どうするか思案する。

ちょっとジュースを飲みづらそうな表情をしたものの、特に文句は言われない。

機嫌は少し持ち直したみたいだ。

京太郎「……いや、お前の行きたいところによっていいぞ。どうせ買うものは一つじゃないんだし、無駄に往復するよりはその方がいいだろ」

淡「……分かった」

こいつがついてきた理由は、何も俺の買出しに付き合ってのことじゃない。単にこの間の麻雀で負けた罰ゲームみたいなものだ。

ようは、俺の持つ荷物が増えた、と思えば良い。

淡「じゃあ、まずはそこね」

京太郎「服、ですか」

まぁ、年頃の女の子だし。服くらい買うか。

服じゃさしたる荷物にはならないし、安心して良さそうだ。

京太郎「オーケー、じゃあ荷物は俺が持つからな」

淡「ありがと」

カコン、と近くのゴミ箱に缶を捨てて、淡と共に店内へ入る。

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