24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県)[saga]
2012/09/21(金) 22:43:03.82 ID:+5T3cfC5o
「ねぇ、千早ちゃん」
「この後は、どうする?」
春香が聞いてきた。
「事務所に、少し用があるの」
一体何を聞かされるのだろうか、と不安になる。
「じゃあ、もう少ししたらお別れだね?」
「そうね」
何が言いたいのだろう。
でも、この後春香が何かを言うことはなく駅に着くまでの間、私達は無言だった。
「千早ちゃん」
「何かあったら相談してね」
別れ際の一言。
春香はただ、タイミングを図っていただけだったのだ。
きっと昨日に何かあったことを察していたのだろう。
本当にいい友人を持ったものだと、改札口の向こうに消えていく春香の後姿を見つめながら思う。
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