27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県)[saga]
2012/09/21(金) 22:45:29.93 ID:+5T3cfC5o
「……昨日は急に帰ってごめん」
「ちょっといろいろ思い出して、さ」
プロデューサーが話し出す。
「思い出して……ですか?」
どういうことだろう?
プロデューサーは優のことを知っていたのだろうか?
わからない。
「昔、俺がいじめられた事があるって言うのは聞いたよな?」
「はい」
「その原因ってのが、父親にあって……」
話すのがすごく辛そうに見える。
話が繋がりそうで繋がらない。
「事故を、起こしたんだ、父親」
「人を……轢いたんだよ」
「……あ、あぁ」
繋がった。
何も考えることなんてできない。
分かりたくない。
理解できない。
したくない。
「男の子だった」
「名前は……」
「もう、いいです」
堪らず私は、話を遮った。
「もう……いいですから」
私の中で何かが壊れた。
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