6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県)[saga]
2012/08/26(日) 22:49:51.98 ID:zjw6y9kuo
「き ぎ、ゆ ……」
ぶつぶつと何か呟いている。
「どう て」
「う だろ」
「なんで」
この人がこんなに狼狽する姿は初めて見た。
そんな姿を見ていたら私の方が正気に戻っていた。
対して、プロデューサーの顔色は真っ青だった。
「プロデューサー?」
「どうしたんです?」
私の質問には答えず
「ごめん用事思い出した」
これだけを言い残し、プロデューサーは逃げるように帰ってしまった。
しっかりとウィッグを付けて帰ったあたり、本当に私のことを想ってくれているらしい。
部屋にひとり残る私は、ただただ茫然とすることしかできなかった。
43Res/21.34 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。