過去ログ - 淡「私が都落ちか…」京太郎「大星がそれ言うと洒落にならねえな…」 2スレ目!
↓
1-
覧
板
20
66
:
◆pCll5Zr.d.
[saga]
2012/08/29(水) 18:30:14.15 ID:PORv6wuM0
[晴絵到着前]
玄「(須賀君との…ううん、須賀君達とのお出かけが楽しみだなあ)」
玄「(休みの日は旅館のお手伝いをする事が多かったから、あんまり出かける機会は無かったしね)」
玄「(大阪に行ったら何して遊ぼうかな…)」
玄「(とうちゃーく!須賀君たちはどこかなー…え?)」
その時、松実玄は目にしてしまった。ベンチに座る女性と、それに向かい合うようにして立っている男の姿を。
「さっき必死で頬張ってた人とは思えない台詞ですね…」
「何と言われてもいいわ。私は欲しいの、あなたのソレが」
「そうですか。全く、部長って案外堪え性が無いんですね」
「…貴方が私をそうしたんじゃない。ねえ、早く出してよ」
「部長も好きだなあ…」
「ええ、好きよ。貴方のソレ、病み付きになる位美味しいんだから…」
「嬉しいこと言ってくれますね、部長」
「ふふっ、本当の事だから仕方ないじゃない」
ベンチに座る女性…鷺森灼の表情は恍惚感に浸った表情をしていた。悦んでいた。
彼女の向かいに立つ男…須賀京太郎の表情は良く見えないが、愉しそうな声色をしていた。
灼との話を終えた京太郎が懐を弄ってナニかを取り出した瞬間、玄の焦燥感は頂点に達したのだ。
「止めてよ…」
「ん、玄さんじゃないですか…どうしました?」
「須賀君がそんな事をするの…私、見たくないよ!」
「何言ってんですか。こんなに愉しい事を止められる訳、ないでしょう?」
「ッ!」
玄は、自分でも訳の解らない内に京太郎に襲い掛かっていた。
「玄さん、一体何を…が、あっ……」
京太郎は鳩尾に重い一撃を受け、昏倒した。その一瞬に起った事を、京太郎や灼はおろか、玄本人さえも理解してはいなかった。
いや、玄にとっては今起きた事などどうでも良い事なのだろう。玄はただ、悲しみの捌け口を探していた。
だから、京太郎の様を見た灼が激昂して向かってきた事も、その理由も、もはやどうでも良くなってしまっていたのだ。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
1002Res/271.07 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - 淡「私が都落ちか…」京太郎「大星がそれ言うと洒落にならねえな…」 2スレ目! -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1345989580/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice