110:みの ◆hetalol7Bc[sage]
2012/08/28(火) 21:59:33.14 ID:bOaug2Ec0
踏みとどまろうとボートのふちに手を置こうとしたけど、
そこには何もなくて、
「あっ」
落ちていく腕に引きずられるように、私はそのまま川に落ちた。
―ガボン―
「ザネリ!!」
カムパネルラは私を助けるために川に飛び込んだみたい。
私たちが落ちたのを見ていた子が大人を呼んで、私は岸に引き上げられた。
けどカムパネルラはどんどん流されてく。
私もずいぶん走って追いかけたけど、
そのうちにカムパネルラは暗い水の中に沈んでいった。
ジョバンニ「でも、カムパネルラはまだ生きてる。
この前だっておれとザネリと、三人一緒に帰ったろ。」
ザネリ「私が、事故を無かったことにしたからね。」
ジョバンニ「無かったことって……そんなこと出来るのかよ。」
ザネリ「うん。じゃあ、そうなるまでの話をするね。」
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