114:みの ◆hetalol7Bc[sage]
2012/08/28(火) 22:08:57.30 ID:bOaug2Ec0
私はジョバンニの家に誰も居なくなる頃を待って、
机に置きっぱなしになっていたお父さんの鞄を漁った。
奥にまで手を入れて内ポケットを探すと、
何か四角い厚紙のようなものに触れた感触がした。
すると目の前が真っ暗になって、そこから先は何をしていたのかよく覚えてない。
ただ覚えているのは、私はすすきの原に居て、
まだ元気に光っている一羽のさぎを両手で捕まえていた。
見つめ返してくる鷺の潤んだ目。
私は顔をそむけて、鷺の細い首を……――
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