15:みの ◆hetalol7Bc[sage]
2012/08/27(月) 03:06:53.74 ID:87tC1tni0
そっと目を開けると、ざわめきの中にうそのようにただがらんとした暗い路地だけがあったが、
さっきまで男の子が居た電燈の辺りに、女が背を向けてとぼとぼ歩いているのが見えた。
男は痛む頭から手を離して女を追いかけた。
男(こんな時間に女が一人で出歩いてるなんておかし過ぎる。
病気の影響なんじゃないのか。
いやまてよ、この賑やかな音だけがする中に女を置いておくのは危ないかも知れない。)
さまざまな考えで頭の中がいっぱいになりながら、
女の肩にもう少しで手が届くと思ったその時
ガボン
生暖かいゼリーに体ごと入り込んだような感触がして、男は身震いした。
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