36:みの ◆hetalol7Bc[sage]
2012/08/28(火) 00:26:22.16 ID:bOaug2Ec0
女「友はずっと変わってないね。」
男「あいつ、結構マイペースなところあるからな。
別のものに流されなくてしっかりしてて、そこがいいところなんだけど。」
男は、友がどこかでこの話を聞いて、苦笑いしたような気がした。
俄かに、車のなかが、ぱっと白く明るくなった。
見ると、もうじつに、金剛石や草の露やあらゆる立派さをあつめたような、
きらびやかな銀河の河床の上を水は声もなくかたちもなく流れ、その流れのまん中に、ぼうっと青白く後光の射した一つの島が見えるのだった。
その島の平らないただきに、立派な眼もさめるような、白い十字架がたって、
それはもう凍った北極の雪で鋳たといったらいいか、すきっとした金いろの円光をいただいて、しずかに永久に立っているのだった。
136Res/104.62 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。