過去ログ - 勇者「時代は変わり」魔王「風と共に去りぬ」
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119: ◆2GCrAwA30Q[saga]
2012/09/20(木) 16:56:23.67 ID:QbPj2Ru80

曹長「エルフの槍騎兵を追い返した件についてでしたら」
曹長「まぁ……妥当な判断だったでしょうな」
曹長「連中、どうにもキナ臭かった……余計な荷物を背負い込める程」
曹長「我々には余裕がありませんし」
曹長「エルフの兵隊は高慢ちきで、どこでも嫌われてますからね」
曹長「自分はどうとも思いませんが……志願兵達への影響を考えれば」
勇者中尉「正しかった?」
曹長「でしょうな。追従でなく、正直にそう思いますがね」
勇者中尉「良く言う。追従を言う様な性格でもあるまい」
曹長「ですな。ですから合わない上官とはとことん合いません」
勇者中尉「私は今の所どうかな?」
曹長「悪くはありません。良くやっていると思います。ですが――」

曹長「本番はむしろ『これから』でしょうな。お手並み拝見といきましょう」
勇者中尉「ハッ!まあ大船に乗ったつもりでいろ!」

二人は互いにニヤリと笑い合う。
そうこう言っている内に、先程呼んだ連中が集まってくるのが見えた。

勇者中尉「曹長、彼らを指揮して、倉庫より弾薬等の物資を運びだしてくれ」
勇者中尉「運べるものは分割して運ぶ。できそうもないものは、已むをえまい、焼却する」
曹長「了解!」

敬礼した曹長が集まった連中の指揮に向かうのと入れ違いに、こんどは副官少尉が歩み寄って来る。



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