過去ログ - 勇者「時代は変わり」魔王「風と共に去りぬ」
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258: ◆2GCrAwA30Q[saga]
2013/01/24(木) 13:39:16.16 ID:592itGAm0

こんな形で、農場民家の陣地化を進める一方、
一応、自分の『下』になる電信少尉などに、
武器弾薬の残りの量を確認させ、その簡単なリストを用意させた。

既に、ここに到着した時点で勇者中尉がそれを済ませていたが、
一度戦闘を挟んだ以上、改めて確認しておく必要があったのだ。

学士上がりの為か、こう言う仕事は流石に速く、
彼は早くも僕ももとへとリストを届けてくれた。

――その結果は……

副官少尉「……厳しいな、コレは」
電信少尉「そうだな。正直、ここに立て篭もって戦うには……」
副官少尉「心もとない」
電信少尉「ウム」

勇者中尉が寡兵で敢えて攻めに転じたのも解ろうというものだ。
そもそも騎馬警官の仕事は治安維持と巡邏、後はせいぜい賊の討伐だ。
その為、弾薬の備蓄はさほどの量を必要とされていなかった。
だがそれでは、長期戦を行うのは不可能だ。

直ぐにも援軍が来てい出来ない以上、
僕達に残された道は、北方中都の歩兵連隊と合流する以外には無かったのだ。

副官少尉「――やはりここは、部隊を再編成して、再出撃を……」

そんな事を考え、呟いた所だった。



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