過去ログ - 勇者「時代は変わり」魔王「風と共に去りぬ」
1- 20
87: ◆2GCrAwA30Q[saga]
2012/09/08(土) 23:51:21.39 ID:NljAM6wD0

――『エルフ』
別名『長耳人種』と呼ばれる彼らは、一応は『人間』の範疇にある人々だ。
つまり『種族』程の違いは無く、あくまで『人種』レベルの差異だと言う事なのだが、
それは遺伝学上の話であり、実際のその外見的特徴は、一般的な人間とは大きく異なっている。

『エルフ』には大別して三種類の人種が存在するが、その全てに共通するのはその長く尖った耳だ。
基本的に南方のエルフ程耳が長く大きくなり、北方にいくほど小さく短くなっていく傾向があるが、
それは気候に対する適応の結果であろうと人類学者は仮説を立てている。
北方で過度に長い耳をしていれば凍傷でちぎれてしまうだろうから、と。

『エルフ』にはもう一つ、その人種を問わない共通する特徴があるが、
それは種全体として人間よりも魔力と精霊の加護を持って生まれてくる比率が高く、
加えて、魔力を操るという点に関しては人間を凌ぐ『先天的感性』を必ず備えていた。
故に、『魔術師』としてかつては活躍し、人類暗黒時代において、『騎士』や『勇者』と同じく、
対魔族の最前線に立つ人々であり、支配層でもあった人々でもあった。

さて今、勇者中尉の眼の前にいるのは『北方エルフ人種』と呼ばれる、
『連邦共和国』において主流のエルフ人であろう『女エルフ中尉』とやらだ。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
363Res/206.13 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice