過去ログ - 神名あすみ「魔法少女あすみ☆マギカ」
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[saga]
2012/10/08(月) 21:47:03.97 ID:nlJ45KGZ0
あすみ「…仁美さんと…恭介君…2人で抱き合ってる所、見ちゃったんだよねー」
さやかは涙をボロボロと流し、小さく縮こまる
あすみの言う通り、さやかの脳裏にはハッキリと2人が夕陽の中抱き合う姿が映し出されていた
人生で…一番くらいにショックだった出来事だ
あすみ「ねえ、どんな気分?馬鹿にされてるとか思わないの?」
あすみ「だってさ、仁美さんはさやかお姉ちゃんの気持ち、知ってるし…
恭介君は仁美さんがさやかお姉ちゃんの親友だって知ってる」
あすみ「普通さ、もう少し遠慮するよね〜」
あすみ「これを馬鹿にしてないって言う方が変じゃない」
さやかはこれ以上聞きたくは無いと言わんばかりに耳をふさぎ、目を閉じた
あすみ「よく考えてよ…お姉ちゃん」
あすみ「恭介君の笑顔…声…お姉ちゃんの方が知ってるのに…いきなり現れた女にとられたんだよ…」
あすみ「自分よりも…少し美人な…でも、自分よりも恭介君を愛してない女に、ね」
さやか「そんな…ことっ…ない…仁美だって…」
あすみ「だから、お姉ちゃんは何のために魔法少女になったのさ」
さやか「…」
あすみ「“上条恭介にとって特別な存在”になるためだよね!?」
あすみ「その為にわざわざ命をささげたのに!」
あすみ「命を…捧げても…伝わらない!」
さやかの目はいつものいきいきをした様子は全くなく、絶望しきったような、そんな雰囲気を漂わせていた
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