過去ログ - 神名あすみ「魔法少女あすみ☆マギカ」
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439:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/19(水) 07:02:09.27 ID:nfRGAdeF0
知久「…もしかして…嫌いだった?」

ほむら「い、いいえ!全然そんなことはないんです…ただ…」

ほむらの声がだんだんと小さくなり、最後は消えてしまった
以下略



440:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/19(水) 07:02:46.93 ID:nfRGAdeF0
知久「どんな子かな?いや、実は息子が知っているかもしれないんだ」

ほむらはいたく驚いた顔をして知久を見つめた

ほむら「どこですか!?その…息子さんはどこでまどかを…!?」
以下略



441:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/19(水) 07:03:15.00 ID:nfRGAdeF0
ほむら「…う」

知久「ホラ、とりあえず拭いて、落ち着いて悲しかったことを話してごらん?」

ズズッと鼻をすすり、ハンカチを受けとる
以下略



442:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/19(水) 07:03:45.49 ID:nfRGAdeF0
知久には彼女の身に一体何があったのか全て理解する事は出来なかった

が、とにかくまだまだ幼い子供である彼女が必死にある事を成し遂げようとして…
とにかく彼女は何かを後悔し、非常に悲しんでいることは十分理解できた

以下略



443:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/19(水) 07:04:14.94 ID:nfRGAdeF0
知久「そうだね…」

知久は少し困った顔をしてほんの少しの間考えた

ほむらのしゃくりあげる音が響き渡る部屋の中、知久が口を開いた
以下略



444:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/19(水) 07:04:41.54 ID:nfRGAdeF0
知久は小さくなって泣くほむらの悲しみの深さを改めて感じずには居られなかった

知久「君はどうやって大人になるか、知っているかい?」

ほむら「…歳を…とる…?」
以下略



445:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/19(水) 07:05:13.62 ID:nfRGAdeF0
ほむら「…いや…です」

ほむら「…私は…子どものままでいいです…だから…」

ほむらは両耳をふさいでかすれた声で叫んだ、ここばかりは涙声でもはっきりと拒絶した
以下略



446:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/19(水) 07:05:41.94 ID:nfRGAdeF0
ほむら「彼女は私達が苦しむ現実を…現実にしたくなかったんです」

ほむら「でも…私だって…彼女が死ぬことが…私が生きるより…一番辛い…」

ほむら「私も耐えられなかった!でも、彼女だって耐えられなかった!!」
以下略



447:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/19(水) 07:06:26.46 ID:nfRGAdeF0
知久「君は彼女が生きていた証なんだよ」

知久「君は彼女の生きていた証なんだ。彼女の決断の、生きた証なんだ」

知久「生きて大人になれなかった、現実を受け止められずに君のかわりに逝ってしまった彼女の残したものなんだ」
以下略



448:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/19(水) 07:06:53.27 ID:nfRGAdeF0
ほむら「…うっ…くっ…」

ボロボロと涙がこぼれる

長いこと無縁だったように感じる言葉が口からこぼれ落ちた
以下略



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