過去ログ - 小鷹「安価で友達作る」 3
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487: ◆0WipXNi8qk[saga]
2012/09/02(日) 18:17:18.24 ID:LhP3XAl4o

俺は、すぐにケータイを開いた。
アドレス帳を呼び出し、カーソルを動かす。
夜空に、電話をかけた。

数コールで繋がる。

『もしもし、どうした小鷹?』

「夜空……お前俺のこと好きか?」

『ぶっ!!!』

電話の向こうで夜空が吹き出した。
無理もない、俺がいきなりこんな事を言うなんてらしくないというのは分かってる。
それでも、回りくどい言い方ではなく、ただ真っ直ぐ聞きたかった。

『な、ななななな何を言っているんだお前は!!』

「頼む夜空、教えてくれ」

『ッ!! わ、私は…………!!』

「あの文化祭の事で、俺とはもう付き合いたくないって思ったのか? でも、俺とは友達の関係でいてくれる、そういう事か?」

『違う!!!』

夜空の悲痛な声が聞こえた。
しかしすぐに夜空は、はっと息を飲んで、

『……あ…………いや、その…………』

「違うっていうのは……もう友達では居られないって事か?」

『そ、そういう事ではない………………ああもう!!!!!』

夜空が焦れったく思ったのか大声をあげた。
耳がキーンとなるが、俺はケータイを動かさない。

『私と付き合いたくないって思っているのは小鷹の方だろう!!!』

「俺……?」

『あぁ!! お前の事だ、直接言って私を傷つけないように、それとなく私に伝えていたのだろう? 文化祭の時もそうだ。
 ……ふふ、悪かったな、すぐに気づいてやれず。それで私が勝手に怒ったり泣いたりしたから、お前も大変だっただろう』

「夜空、俺は……」

『だが、小鷹が付き合いたくないなら、直接言ってほしかったよ。私はそこまで弱い人間ではない。例えフラれても、すぐに……』

「夜空!!!」

俺は声を張り上げる。
こんな事を彼女に言わせるために電話したわけではない。


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