508: ◆0WipXNi8qk[saga]
2012/09/02(日) 22:15:59.35 ID:LhP3XAl4o
「にしても、今時珍しいね君。三日月さんほど可愛い子なら、普通の男だったら自分の気持ちとか関係なしにとりあえず付き合っちゃうと思うんだけど」
「……それじゃあ夜空に悪いだろ。幼馴染なんだからなおさらだ」
「あっはっは、クソ真面目ヤンキーだ!!」
「お前ひっでえな!?」
「いやいや、褒めてんのさ。最近ではギャップ萌えっていう言葉が流行ってるみたいだよん?」
「別に俺はヤンキーじゃねえ……」
「まぁそれはともかく、君のような考えは全然アリだと思うよ。むしろ良いと思う。そんな君を、三日月さんは好きになったんだろうしね」
「…………」
「あはは、小鷹が赤くなっているのだ!!」
「ま、マリア、違うぞ。これは……」
「わお、赤面ヤンキーというレアなものが見られちまったよ。写メ撮らせて写メ」
「だから俺はヤンキーじゃねえ!!!」
ケータイのカメラをこちらに向けるケイトを押さえる俺。
このシスターは言動も行動もメチャクチャなものばかりだ。
それでも、彼女には決して敵わない。そう思えた。
ケイトは常に俺の一歩前を進んでいて、どれだけ走っても追いつくことはないのだろう。
俺はその後も、高山姉妹と騒いだ。
酒のせいで途中でケイトが暴走したりと大変な事も起きた。
俺は、ここ数日で一番心の底から笑えている。
心が晴れた状態でこうして騒ぐのは、本当に楽しかった。
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