652: ◆0WipXNi8qk[saga]
2012/09/05(水) 22:14:40.96 ID:eAheVhWHo
「よし、じゃあこうしよう。これから昼食は理科室で取ることにする。
そんで、各自作ってきた弁当を分け合う。こうすれば俺も二人の弁当を食べることができる」
「……まぁいいでしょう。本当は全部食べてほしいところですけど」
「そうだな……そこが妥当なところか」
二人とも渋々ながらも了承してくれた。
まぁ俺としても、みんなでご飯を食べるのは楽しそうでいいと思う。
願わくば二人の料理の腕がもっと上がって、俺のものよりも美味しいお弁当を食べたいものだ。
理科は俺の弁当を口に運びながら顔を驚愕の色に染める。
「……先輩、どんな非科学的な手段を使ったんですか」
「使ってねえよ。普通に作っただけだ」
「ちょ、ちょっと私にもくれ」
夜空が理科から箸を受け取って卵焼きを一つ頬張る。
これは小鳩とマリアに合わせてかなり甘めの味付けをしているので、ひょっとしたら夜空には合わないかと思ったが、
「……うまい」
「でしょう!? しかし、先輩の評価はこれが基準になってるんですか……厳しそうですね……」
「あぁ、そうだな……」
「んな大袈裟な」
二人して苦しげに顔をしかめているので、俺は呆れてそんな事を言う。
別に俺は特別料理が上手いわけでもなく、ただ慣れているだけだ。
こういうのは普段からやってれば自然と身についていくものだ。まぁこれは勉強とか他のことにも言えることだろうが。
それから少しして、全員が昼食を食べ終わった。
「ではご飯も食べ終わりましたし、そろそろ今日の活動を始めましょうか!」
「つっても三人しかいねえぞ? まぁ前に俺と夜空と星奈の三人で活動したこともあったけどさ」
「あの時とは違って、今日は理科も居る。できないことはないだろう」
「そうですよ! この部の核は理科ですからね!」
「……確かにその通りなんだけどな」
理科部の発明品は全て理科が作ったもので、俺達ではあくまで高校生の工作レベルのものしか作れない。
何だかんだこの部活は、部長である志熊理科を中心に動いている。“理科”部だしな。
理科はいつもの通り、ホワイトボードの前まで歩いて行く。
もうこの動作もすっかりお馴染みになり、これが活動の合図だと認識されている。
「それでは、何か新しい道具の開発、または既に作った道具で何かしてみましょうか。別に道具に関係なくてもいいですが……とにかくコミュ力上昇のために!」
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