過去ログ - 小鷹「安価で友達作る」 3
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679: ◆0WipXNi8qk[saga]
2012/09/05(水) 23:49:36.80 ID:eAheVhWHo

「ふん、ここはやはり主人公を選んでおくべきだろう」

「分かってませんね夜空先輩、ここは無難に強キャラを選ぶところですよ」

「なっ、お前やっぱりやった事あるのだろう!」

「いえ、ネットの評判で見ただけですって。それに、初心者をいたぶるなんていう趣味はありませんし」

「むぅ……それならいいが……。ほら小鷹も早く決めろ」

「んー、じゃあ俺はランダムでいっか」

俺がランダムボタンを押すと、何やらいかつい男に止まった。
なかなか強そうだ。

「……まるで小鷹みたいなヤンキー顔だな」

「ヤンキーはヤンキー同士引かれ合うのですね……」

「ま、待て待て待て!! こいつに比べたら俺のほうがまだ全然マシだろ!?」

「いやそうでもありませんって。ほら、こうやってオールバックにすれば……」

「あ、おい!!」

「……確かに小鷹もいい勝負だな」

「ひでぇ……」

俺は、画面に映るどう見ても不良にしか見えない巽完二というキャラをじっと見る。
見た目の凶悪さは本気でこいつといい勝負なのか俺…………。なんかマジで凹んできた。

すると理科はふと何かを思い出したように、

「そういえばこの人ホモ疑惑とかかかってましたけど、結局ボーイッシュな子が好きみたいでしたね。結構似てる所もあるじゃないですか小鷹先輩」

「ボーイッシュって…………は!?」

「なっ……!!」

理科の言葉に俺は激しく動揺し、声が上ずる。
そして夜空は顔を真っ赤にして何かを言おうと口をパクパクさせているが、言葉が出てこないようだ。

理科はハッとして、

「しまった、何理科は夜空先輩をアシストしてんですか……」

「お、お前がいきなり変なことを言っただけだろう!!」

「はいはい、ラブコメやってないでそろそろ始めますよ」

「「誰のせいだ誰の!!!」」

もしかしたら今のは対戦前の精神的な揺さぶりなのかもしれない。
そう考えたらつくづく理科は恐ろしいと思う。

そんなこんなでいよいよ対戦が始まる。
最初は俺と理科。次に理科と夜空。最後に俺と夜空だ。


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