755: ◆0WipXNi8qk[saga]
2012/09/07(金) 01:05:48.71 ID:E/wSNGxto
「理科、お前のお願いとやらは確かに私には強制力はある。だが、小鷹にはないだろう?」
「そうですけど……」
「それなら、この部屋を暑くする事に対して、小鷹は自由に文句を言えるというわけだ。
つまり私が嫌と言えなくても、小鷹は嫌だといえるという事だ!!」
「ッ!! そ、それじゃあこの部屋の冷房を切るっていう話はなしです!!」
「いいのか理科……? こんなキンキンに冷やした部屋で水着になったらさすがに風邪を引く。
そして部員にそんなパワハラを働く部長なんていうのが理事長にバレたら…………」
「じゃ、じゃあ小鷹先輩は一旦ここから出てもらって……」
「いくら部長でも活動中にそうやって部員を追い出していいとでも思っているのか。小鷹には当然抗議する権利がある。
それと、部屋を変えるというのもダメだぞ。貴様はハッキリと最初にお願いの一部としてこの場所を指定していた」
「ぐっ……ぅぅぅうう…………!!!」
夜空が相当悪そうに理科を見下ろし、ニヤリと笑う。
理科はただ悔しそうに歯噛みするしかない。
それにしても、普段から学校の勉強ができるということは知っていたが、こういう頭の回転も早いというのは素直に感心する。
これがもっと使う場面がマシならばもっとみんなから人気とかもでると思うのだが。
「さぁ小鷹、答えろ。やはり暑いのは嫌だよな?」
「小鷹先輩!! 先輩は夜空先輩の水着姿を見たくないんですか!?」
そうやって詰め寄ってくる二人。
なんか、面倒な事になった。
夜空が心の底から水着になるのを嫌がっているのは顔を見れば分かる。
しかし、まぁ理科もせっかく一位になったのに罰ゲームが無効なんていうのは可哀想な気もする。
俺は少し考えて、口を開く。
「>>756」
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