過去ログ - 狐娘「はよ働くのじゃ!」男「どちら様?」
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145:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]
2012/08/31(金) 21:57:37.96 ID:0hl60P/g0
狐娘「と、ところでお主……」

男「ん?」

狐娘「お主が無事に働くようになったら、ウチの出番も終わりになるのじゃが……」
以下略



146:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]
2012/08/31(金) 21:58:25.41 ID:0hl60P/g0
男「う〜ん、そうだなぁ」

狐娘「……」

男「食費も二人分はキツイしなぁ……」
以下略



147:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]
2012/08/31(金) 21:59:11.84 ID:0hl60P/g0
男(しまった!まさか泣き出されるのは予想外過ぎる!!)

男「じ、冗談だって!!」

狐娘「……え……?」
以下略



148:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]
2012/08/31(金) 22:00:08.01 ID:0hl60P/g0
狐娘「そ、そうか……居ても……良いのか……」ヒク

男「うんうん!だから、泣くなって……」

男「ほら、ハンカチ」
以下略



149:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]
2012/08/31(金) 22:06:20.66 ID:0hl60P/g0
狐娘「……ドアホめが……」グスッ

男(あ、あれ?痛くない?)

男「た、叩かないのか?」
以下略



150:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]
2012/08/31(金) 22:09:22.87 ID:0hl60P/g0
狐娘「……初めは、お主がアルバイトでも何でも見つけたら、すぐ出て行こうと思っておった……」

狐娘「じゃがこの数日、お主とバカな会話をしながら暮らすのが、楽しくなってしまってな……」

狐娘「お主、昨日ウチが寝る前に話した会話、覚えておるか?」
以下略



151:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]
2012/08/31(金) 22:12:50.35 ID:0hl60P/g0
狐娘「……」

狐娘「ウチはここ数百年はほとんどと言ってぐらい、一人きりじゃった……」

男「家族とか、いないのか?」
以下略



152:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]
2012/08/31(金) 22:16:51.74 ID:0hl60P/g0
男「そっか……」

男「ゴメン、何か悪い事聞いちまったな……」

狐娘「なに、気にするでない、話させて欲しいと言ったのはウチからじゃ」
以下略



153:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]
2012/08/31(金) 22:19:05.46 ID:0hl60P/g0
狐娘「じゃが、50年程前の事じゃ、とある山奥で、クマに見つかってしまってのぅ」

狐娘「追いかけられる道中に、体中ズタズタされ、足も折られ、動けん様にまでされてしまった」

狐娘「さすがその時はに死を覚悟した……」
以下略



154:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]
2012/08/31(金) 22:20:52.24 ID:0hl60P/g0
狐娘「日々自分の身を守るため、危険から逃げ、住処を変え生きておるのじゃ……」

狐娘「すまぬ、話が脱線したな」

狐娘「そんな、死を覚悟した時じゃ」
以下略



155:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]
2012/08/31(金) 22:25:16.90 ID:0hl60P/g0
狐娘「次に目が覚めた時には、全身包帯でグルグル巻きで、布団の中にいた……」

狐娘「これがまたヘタな包帯の巻き方でのぅ……じゃがその包帯と体の痛みが今まだ生きている事を教えてくれた……」

男「そいつが……助けてくれたのか?」
以下略



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