過去ログ - 狐娘「はよ働くのじゃ!」男「どちら様?」
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151:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]
2012/08/31(金) 22:12:50.35 ID:0hl60P/g0
狐娘「……」

狐娘「ウチはここ数百年はほとんどと言ってぐらい、一人きりじゃった……」

男「家族とか、いないのか?」
以下略



152:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]
2012/08/31(金) 22:16:51.74 ID:0hl60P/g0
男「そっか……」

男「ゴメン、何か悪い事聞いちまったな……」

狐娘「なに、気にするでない、話させて欲しいと言ったのはウチからじゃ」
以下略



153:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]
2012/08/31(金) 22:19:05.46 ID:0hl60P/g0
狐娘「じゃが、50年程前の事じゃ、とある山奥で、クマに見つかってしまってのぅ」

狐娘「追いかけられる道中に、体中ズタズタされ、足も折られ、動けん様にまでされてしまった」

狐娘「さすがその時はに死を覚悟した……」
以下略



154:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]
2012/08/31(金) 22:20:52.24 ID:0hl60P/g0
狐娘「日々自分の身を守るため、危険から逃げ、住処を変え生きておるのじゃ……」

狐娘「すまぬ、話が脱線したな」

狐娘「そんな、死を覚悟した時じゃ」
以下略



155:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]
2012/08/31(金) 22:25:16.90 ID:0hl60P/g0
狐娘「次に目が覚めた時には、全身包帯でグルグル巻きで、布団の中にいた……」

狐娘「これがまたヘタな包帯の巻き方でのぅ……じゃがその包帯と体の痛みが今まだ生きている事を教えてくれた……」

男「そいつが……助けてくれたのか?」
以下略



156:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]
2012/08/31(金) 22:30:17.49 ID:0hl60P/g0
男「それからか……昨日夜に話していた内容は……」

狐娘「何じゃ、寝ておったのではないのか?」

男「まさかあの話の中で俺が出てくるとは思ってなかったからな」
以下略



157:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]
2012/08/31(金) 22:32:54.94 ID:0hl60P/g0
狐娘「そうか……」

狐娘「覚えて……くれておったか……」

男「そんな耳と尻尾があるやつをそうそう忘れたりしねーよ……」
以下略



158:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]
2012/08/31(金) 22:37:32.69 ID:0hl60P/g0
男「おいおい、泣くやつがあるかよ……」

狐娘「ぅ……うぅ……」グスッ

男「なんつかーかな……」
以下略



159:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]
2012/08/31(金) 22:39:40.10 ID:0hl60P/g0
狐娘「仕事を探せと言うたのは口実じゃ……」

狐娘「いや、3割程は本気じゃったが」ボソッ

狐娘「本当は……寂しかった……」
以下略



160:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]
2012/08/31(金) 22:52:08.84 ID:0hl60P/g0
男「だから泣くなって……」

狐娘「誰でも泣きたい時は……あるじゃろうが……」ヒック

男「……そうだな、悪ぃ」
以下略



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