28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/08/30(木) 22:26:06.00 ID:r0JYWwd1o
ざわめく心を静めながら電車の中で吊り輪に掴まっていた時、携帯電話が振動した。
僕は携帯に着信したメールに目を通した。
from :××××@docomo.ne.jp
sub :さっきはごめんなさい
本文『ナオです。教えていただいたばかりのアドレスにメールしちゃいました。彼女さ
んと一緒で迷惑だったら読まなくてもいいですよ(汗)』
『さっきは待ち伏せしたりお名前を聞いたりとか図々しくてごめんなさい。あと、彼女
さんと待ち合わせしてるなんて思わなかったんで、そもそもあんなところでお話しした
こと自体がご迷惑でしたよね』
『本当に昨日のお礼を言いたかっただけなんですけど、万一彼女さんにが誤解したとし
たらすいませんでした』
『もう彼女さんに誤解されるようなことはしませんので安心してくださいね』
『それではさっきはほんとにすいませんでした。彼女さんにもごめんなさいとお伝えく
ださい』
『ナオ』
ナオからだ。このままナオの誤解が解けないのは嫌だ。そして誤解さえ解いてしまえ
ばこの先もっとナオと親しくなれるかもしれない。僕はその時もうどんなに恥をかいて
もいいと思った。
ナオが僕のことを好きでなくてもいい。もうこれ以上僕の心には嘘をつけない。
普段臆病な僕だったけど、この時は妹との関係への誤解を解いてナオと親しくなりた
いということしか考えていなかった。
from :○×○@vodafone.ne.jp
sub :Re:さっきはごめんなさい
本文『さっきの女の子は僕の妹です。あまり仲が良くないのですぐにああいう悪ふざけ
をするんで困ってるんですけど、あいつは僕の彼女ではないよ〜』
『せっかく知り合えたのでナオちゃんともっとお話ししたかったです。一緒に登校でき
なくて残念だよ。また会えたらその時はよろしくね。じゃあさっきは本当にごめんな
さい』
送信してたいして間も空けずにナオは返信してくれた。
from :ナオ
sub :Re:Re:さっきはごめんなさい
本文『そうだったんですか。妹さんの冗談だったんですね。まじめに悩んじゃった自分
が恥かしいです(汗)』
『でも安心しました。これからも朝一緒に登校していただいたらご迷惑ですか』
『え〜い。もう勇気を出して言っちゃえ! ナオトさんって彼女いますか? 正直に言
うと昨日雨の中で出会ってからナオトさんのことが気になって昨日夜も眠れませんで
した』
『面と向って告白する勇気はなかったんですけど、妹さんのおかげでメールすることが
できたので頑張って告白しますね』
『一目惚れとか軽い女だと思われるかもしれないけど、ナオトさんのこと気になってま
す、と言うかはっきり言うとナオトさんのことが好きです』
『明日の朝も駅前の高架下のところで待ってます。よかったらその時に返事してくださ
いね』
『それではまた明日』
『ナオ』
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