704:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/12/05(水) 23:08:19.58 ID:Upuk+rYRo
このまま行けば最後まで突っ走っていたかもしれない。少なくとも僕はもう自分の叔母
さんに対する衝動を止めることができなかった。最低の行動だとは思って反省したばかり
だったのに。
叔母さんにキスしながら手を寝巻き代わりに明日香に着せられていたジャージの下に侵
入させて、隠されていた肌を直接愛撫した。叔母さんの体はそのときびくっと反応したけ
ど、抵抗は一切なかった。その代わりに僕を抱きしめている手に力がこもった。僕は叔母
さんのブラジャーを押し上げるようにして叔母さんの裸の胸を直接愛撫した。
叔母さんの乳房の柔らかさを手に感じたとき、その体が再び震えていることに僕は気が
ついた。性欲から来る衝動は僕を駆り立てていたけど、なけなしの理性を振り絞って僕は
自分のすぐ下にある叔母さんの表情を確認した。
叔母さんはまた泣き出していたのだ。全く気にしていないような磊落な口ぶりをその
悲しげな表情は裏切っていた。僕は叔母さんの胸から手を引いて体を起こした。
「奈緒人ごめん」
何で叔母さんが謝るのだ。
「ごめん。あたしからキスしたのにね。続けていいよ、奈緒人の好きなようにして」
「いや、ごめん。叔母さんこそ何で僕にそこまで気をつかうの? 気持悪いって言ってく
れればよかったのに」
口を突いて出た言葉は後戻りさせることはできない。でも僕は後悔した。盗人猛々しい
とはこのことだ。無理矢理レイプまがいのことをしておきながらそれを許容してくれた叔
母さんを責めるようなことを言ったのだから。
「あたしはね。あんたの気持ちが嬉しかったの。少し動揺しちゃって泣いたりもしたけ
ど・・・・・・あたし処女だしこういうことされるの初めてだったからかな」
「処女? 初めてって。いや、それよか嬉しいって・・・・・・どういう意味」
「そのままの意味。奈緒人、あたしはあんたのことが好きよ。多分初めてあの公園で出会
った十年も前からずっと」
何かが僕の記憶の片隅でちかっと光ったような気がした。
暑い夏の日の公園。奈緒と公園で知り合った少女がきらめく噴水のそばを駆け抜けて行
く。その足取りは不様で今にも転びそうだったから、僕は奈緒を追い駆けて注意しようと
した。奈緒と初対面の少女に追いついた先には綺麗なお姉さんがいた。その人は奈緒と友
だちになった女の子の叔母さんだった。
ソフトクリームの冷たい甘さ。父さんが知らない優しそうな女の人と一緒に近づいてき
て綺麗なお姉さんに話しかける。
「叔母さん、僕思い出せた。僕はあの日の公園で初めて叔母さんに会ったんだ。明日香と
も」
「やっと思い出した?」
叔母さんはソファに横にされた姿勢のままで微笑んだ。「あのときに出会った小学生の
男の子が気になって、でもその子が姉さんの家族になって・・・・・・。あたしは明日香とその
男の子の面倒を見ることになったとき本当に嬉しかったの。それからのあたしはあんたの
成長をずっと見守ってきたのよ」
「・・・・・・うん」
今度は僕の方が涙を流す番だった。涙腺が緩んだように涙が止まらない。玲子叔母さん
は、この人はあの公園での出会いの日々からずっと僕を見守ってきてくれたのだ。
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